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第134号「率直な意見を言うタイミングが知りたい」

久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」
久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」 授業や講演では話せないこと。連載やSNSでは書けないこと 毎月第1-4 火曜日発行 vol.134 2023/05/23発行 *========*========*=======*=======* 4.大人の放課後相談室 Q:率直な意見を言うタイミングが知りたい 仕事に関する厳しめの指摘をするタイミングに悩んでいます。 私は上司から常々「中堅社員ならもっと後輩に厳しくしないとダメだ」という指摘をもらいます。 ちなみに指摘自体はしているのですが、手ぬるいようで「仲良しクラブじゃないから後輩から恐れられるような存在にならなきゃダメだ」と言われます。 分かりやすい指摘をしろと言われるなら分かりますが、厳しさを求められることに違和感を覚えています。 こうした率直な意見を同僚や上司に伝えるべきか悩んでいます。 東京都/32歳/男性 A 厳しさも優しさも必要。畏れられつつ慕われあることも必要。その塩梅を上司に教わる お気持ちはとてもよくわかります。厳しく叱るには勇気がいります。 相手がふてくされても、反発しても嫌ですし、ましてや泣かれでもしたら、どうしていいかわからなくなりますね。 叱らないで済むなら、それにこしたことはありません。しかし、部下を守り育てるためにも、厳しく言わなければならない時もあります。 本人や同僚に危険が及びそうな時。 大切なお客様や取引先が激怒しそうな時。 会社に致命的な被害を与えそうな時。 それでいて、本人が気づかない時。 実は、この原稿を書いている日も、大学の授業で、居眠りをしていた学生を厳しめに叱りました。 いつもなら、授業中に寝ていても、もう大学生ですから「それも本人の自由」と怒らないのです。 しかし、今日は違いました。わざわざ隣の学生に起こさせた上で、クラス全員に言い聞かせるように叱りました。 なぜなら、今日は、iUの最重要カリキュラム「4か月の企業インターン」に向けた事前研修だったからです。学生にとって、最も有益な学びの機会なのですが、インターン先のトレーナーは、大学の教員ほど甘くは無いのです。ですから、インターン先でトラブルを起こさないように、叱る必要があると考えました。

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  • 21世紀の世界は驚きに満ちています。 海外はロンドンの片田舎から、シンガポールの怪しいマーケットまで。国内は美術館・コンサート・グルメ天国の東京から、ツアーガイドに載らない日本の秘境まで。DEEPな旅へと写真付きでご案内。 ネットはサブスク天国となり、古今東西のA級C級映画・アニメから伝説のライブまで、みんなで観たいものだらけ。経営者向けの講演や大学での授業、新聞連載やSNSでは紹介できないオモシロ怪しい超雑学的コンテンツをご紹介します。 大人のなんでも人生相談も毎週実施中ですのでお気軽にご相談を!
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