第264号(2023年5月26日号)
『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』
はじめに:
いつもメルマガをお読みいただきありがとうございます。
さて、今週号の内容ですが、まず【1】の
『無敵の交渉・コミュニケーション術』のコーナーでは、
【効率的な情報の収集法】についてお話しします。
交渉を制するには情報を制するとも言えますが、
【いかに質の高い情報をたくさん得ることが出来るかどうか】は
交渉や調停、さまざまなやり取り・駆け引きにおいて相手に対して優位に立つことが出来るか否かを左右します。
これまで質問で『島田さんはどうやって情報を取っているのですか?』と尋ねられましたが、
今回はその一部をお話いたします。
その注目の内容は、本編をお楽しみに♪
次に【2―国際情勢の裏側】ですが、今週も盛りだくさんな一週間でした。
一つ目は【G7広島サミット】です。
核兵器なき世界に向けた『広島ビジョン』の発出。
拡大する中国の脅威に対するG7としての対応。
ウクライナへの支援の継続と充実への合意
脱炭素に向けたG7のコミットメント・・・
首脳間で様々な課題について話し合い、共同歩調が取られたイメージです。
最近、G20の存在感に押され気味なイメージだったG7プロセスも、その存在意義をアピールできたように思います。
ゼレンスキー大統領の電撃訪日とG7への参加というサプライズも起きたサミットでした。
現在の混乱極まる国際情勢に対して、G7サミットは何かの解決策を示すことが出来たのでしょうか?
【2‐国際情勢の裏側】のコーナーでお話いたします。
二つ目は【G7の裏で起きていた中国とロシアの動き】についてです。
今週にはロシアのミハイル・ミシュスチン首相が北京を訪れ、習近平国家主席をはじめ、李強首相などと相次いで会談し、
中ロ間の密接な関係をアピールしました。プーチン大統領の再訪問ではなく、
首相を送った背景に対してはいろいろなことが考えられますが、総じていい会合だったとのことです。
その裏でメドベージェフ氏(元大統領)は、拡大するNATOからウクライナへのコミットメントへの懸念として
『核の黙示録が訪れざるを得ない』という独特な表現で、ロシアが核兵器使用に踏み切らざるを得ない可能性に再言及しました。ブラフの要素は多いと思われますが、ロシア政府内でまだ過激派が力を持っていることを示すエピソードにも思われます。
バフムトをめぐる攻防
近く本格化すると言われているウクライナによる反転攻勢
ロシア・ウクライナ国境地帯で続発する爆破事件をめぐる責任
いろいろとまだ不安定要素がたくさんありますが、仲介を申し出ている中国はどのように動くのでしょうか?
三つ目は【今週末に実施されるトルコの大統領選挙の決選投票】です。
28日に決選投票が開催されますが、どうも情勢はエルドアン大統領に有利に働いているとの予想が出てきました。
とはいえ選挙は水物とよく言われますので、実際にどうなるかは結果を見てみないと分かりませんが、
国際情勢のフロントでもエルドアン大統領の体制が継続するとの見方が強まってきているようです。
国内外のトルコ国民は安定を望むのか?
それとも変化を渇望するのか?
来週初めにはその答えがわかります。
今回のメルマガも長くなりましたが、どうぞ最後までお付き合いくださいね。
それでは今週号、スタートします★
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