『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2023年5月29日号
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『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2023年5月29日号
●赤羽雄二の視点:チームから最大の成果を引き出す(その1)●今週の相談
・ChatGPTは検索の代わりに使ってはいけないと聞いたのですが、本当でしょうか。
・上司は優秀だと思いますが、質問をすると不機嫌になり、ろくに答えてくれません。後出しジャンケンも平気でしてきます。耐えられない状況ですが、社内の異動はむずかしい状況です。
・勉強会などに参加することを夫が嫉妬します。自分だけ成長する、というのが許せないようです。どうすればつまらないいざこざを減らせるでしょうか。
毎週月曜日発行
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【はじめに】
本メルマガでは、皆さんからの仕事やプライベート上の多くの悩み・質問にていねいにお答えします。メルマガを購読している方なら、どなたでも質問&相談が可能です。(ご質問: akaba@b-t-partners.com )
【『ゼロ秒思考』とは】
『ゼロ秒思考』は、マッキンゼーで14年間、その後も多くの企業、個人を支援してきた私が生み出した独自のアプローチです。
「メモ書き」によって思考と感情の「言語化」に慣れ、強化することで、どんな人でも確実に頭がよくなり、心が強くます。くよくよしなくなります。何をすべきかがわかるので、行動も早くなります。
20数年にわたって改良し、内外で実践していただいた結果、10万人以上の方に効果を実感していただいています。
誰でも、どこでもできて、お金もほとんどかからないシンプルな方法ながら、効果は絶大です。実践された方々からのコメントの一部を紹介します。
「明らかに日々の思考量や行動量が増えた」
「打てば響くような会話ができるようになった」
「オリジナルな企画書をすぐに書けるようになった」
「自分に自信がついた」
「気持ちを素直に伝えらえるようになった」
本メルマガは、この『ゼロ秒思考』をベースに、皆さんの悩みに答えていきたいと思います。
赤羽雄二の視点: チームから最大の成果を引き出す(その1)
1. 部下の成長を評価し、加速する
「業績・成長目標合意書」に基づき、成長を評価し、加速する
部下の評価は、通常、社内の人事制度の一環で行なわれるが、必ずしも効果的ではないことが多い。
・ 業績は総合的な結果であり、状況に左右されるので、部下自身の成長と必ずしもリンクしていない
・成長課題については、上司の遠慮により、適切に伝えられないことが多い
・上司からの一方的な申し渡しになりがちで、部下と納得感のある話がしづらい
・記入すべき帳票が多すぎ、細かすぎて、記入にかなりのエネルギーを奪われる
などの問題点がある。それを補うものとして、前述の業績・成長目標合意書の内容を3カ月ごとに確認し、上司・部下の間で成長度合いとアクションの進捗確認をすると、短時間で充実した議論ができる。
これまで多くの会社で実践してきたが、上司は初めて本音を部下に伝えることができ、部下も初めて全体像として自分のスキルの状況を知ることができ、双方にとってたいへん有意義だと考えている。
業績・成長目標合意書に加え、部下のスキル水準を上司・部下で評価し、合意できれば、業務上もコーチング上も効果的だと考えている。一例として、ベンチャーのエンジニア向けのスキル評価基準をご紹介したい。マッキンゼーでのスキル評価を参考に開発した。
縦軸には「技術力」「組織リーダーシップ」「ベンチャー経営への姿勢」を取り、「新製品開発力」「プロジェクトリーダーシップ」等合計11項目を取っている。
横軸には、それぞれの分野でのトップクラスである、プリンシパルエンジニア(CTO級)、シニアエンジニア、エンジニアという大きく3段階でスキル評価基準を示している。
項目それぞれに対し、3段階のスキル評価基準が記入されているので、対象者がそれぞれどの段階の表現に最も近いか、上司が判断する。
・その段階の表現通りの水準だと判断されればM
・その段階の表現よりも上だが、その左の段階の表現ほどではないと判断されればH
・その段階の表現よりも下だが、その右の段階の表現ほどではないと判断されればL
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