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武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』
(2023.5.31号)
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《今週の目次》
■武田邦彦のメルマガ集中講座
『お金とウソ02 政治家の目的と政策・・・制度改革は正しかったのか?』
◆憲法違反を犯してでもお金のため。民主主義化は程遠い日本社会
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■武田邦彦のメルマガ集中講座
『お金とウソ02 政治家の目的と政策・・・制度改革は正しかったのか?』
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◆憲法違反を犯してでもお金のため。民主主義化は程遠い日本社会
日本は封建体制に問題があったから、その矛盾を解決するために民主主義が生
まれたのではない。徳川幕府はかなり末期的な状態ではあったが、「欧米諸国
が日本を狙っているから、国内体制を変える必要がある」というのが後の明治
政府になる中核の人たちの考え方で、封建体制の矛盾を解消するための民主主
義(全体主義でもあった)ではなかった。
だから明治時代は選挙があり、国会があり、政府があったのだから、体裁的に
は民主主義国家だったが、日本国民の意識はまだ封建体制のままだった。従っ
て、議員も基本的には貴族、士族であり、議員報酬は低く、名誉職としての政
治家だった。
徳川時代は「士農工商」という職業分類があり(昔は身分としていたが、最近
の学校では職業分類として教えている)、士は政治を司るが、金銭は手にしな
いというのが原則だった。政治はとかく腐敗するので、政治とお金を分離する
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