米国の景気後退確率は
株価は景気先行指標と言われ、一般に半年先の景気を示唆すると見られています。米国では金融当局者の多くが今年後半から緩やかな景気後退に陥る可能性を見ていると議事要旨で紹介されましたが、米国株価は依然として高値圏で好調を維持しています。NABEなど民間のエコノミストも次第に景気を楽観視するようになり、景気後退は回避できるとの見方が増えています。
確かに米国のGDPは拡大を続け、失業率も3.4%と過熱気味の強さを示しています。しかし、欧米の金融引き締めの影響は欧州や新興国に既に現れていて、米国の債券市場も逆イールドを強め、債券市場は景気の先行き後退懸念を強めています。米国景気の楽観論に反し、今年の秋以降は景気後退に入る可能性がむしろ強まっています。
「米国の強さに騙されるな」
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