《再送》5月26日号をもう再送します。m( )m
《抜粋》
今週半ばから、アメリカ経済への楽観論から「FRBは6月FOMC
か7月FOMCで政策金利を引き上げる」との予測が急速に台頭、
長期金利が上昇してドル高円安が再開、ドル円は1ドル140円
まで上昇(ドル高円安が進行)しました。
が、これは「一時的なもの」でしょう。
今後5月末日から6月始めにかけてアメリカでは「重量級の統計」
が続々と発表されます。
これらの統計で、アメリカ経済は想定外に堅調なものの、ゆっく
りとスローダウンしていることが再度確認されることでしょう。
アメリカの長期金利は再び低下トレンドへ、ドル円も再度「ドル
安円高」トレンドへ戻ることでしょう。
日経平均も3万1,000円前後で再び頭打ち、利益確定売りに
押されています
今後、日経平均が勢いよく上昇トレンドに乗るためには、「ドル安
円高トレンド」が安定的に定着する必要があるでしょう。
格付け会社フィッチ・レーティングスは5月24日、現在最上位の
「AAA」としている米国の格付けについて、債務上限引き上げ
問題を巡る対立を背景に「レーティング・ウオッチ・ネガティブ」
に置いたと発表、格下げする可能性があることも明らかにしまし
た。
これはまずいです。
12年前の2011年8月には、S&P社がアメリカドル国債をト
リプルAからダブルBプラスに格下げしたら、アメリカ市場のみ
ならず、この日本市場も含めて、グローバル市場では「激震」が
走りました。
実際には、当時は議会が見苦しいほどに迷走した結果、「格下げ懸
念」が強まっただけで、7月中からグローバル市場では「激震」が
走り始めました。
当時は、株価はグローバル規模で合計20%くらい下落しました。
時は流れ流れて、2023年。
6月の「Xデー」に備えて、アメリカ金利市場では一か月物の短期
財務証券(一か月後に満期の償還が来る短期のドル国債のこと)
の利回りが、既に、6%まで急騰しています。
6月1日を過ぎれば、今後は「格下げ懸念」が強まっただけで市場
は大荒れに荒れるでしょうし、実際に格下げされればさらに激震
が走ることでしょう。
その予兆は短期財務証券の利回りを見れば、もう始まっていると
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)