●韓国半導体企業の産業スパイ事件
前回、日本は戦後、韓国や東南アジアに無防備に技術供与を続
けてきたために、工業製品のシェアを奪われることになったと
いうことをご紹介しました。
今回は、「韓国の模倣技術」についてもう少し突っ込んだ話を
したいと思います。
日本から韓国への技術流出は、日本企業が正式に技術供与した
ルートだけではありません。
不正的に技術が流出することも多々あるのです。
たとえば2014年には、東芝の提携企業の元技術者が、韓国
の半導体企業「SKハイニックス」に機密情報を流したとして訴
えられる事件がありました。
いわゆる「東芝半導体データ流出事件」です。
この事件の経緯は次の通りです。
アメリカの半導体大手のサンディスクの日本法人に勤務してい
た技術者が、共同技術開発していた東芝のデータをコピーし、
韓国の「SKハイニックス」に転職しました。
そして「SKハイニックス」において、コピーしていた東芝の研
究データを「SKハイニックス」に提供したのです。
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