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ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)2023年6月3日(土)号

ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  はじめに --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  LGBTなど性的少数者への理解促進法案は、与党案と野党の2案を加えた合計3案が国会に提出された。  いずれの3案も、2021年に超党派の議員連盟がまとめたものと基にしており、党内の議論を経て、「性自認」や「差別は許されない」などといった文言が修正されるなどの違いがある。  ただ、法整備を求めてきた当事者らは、「修正により内容が後退しており、差別の解消にはつながらない」との声が上がっている状況だ。  議論の過程では、「女性を自称する男性が女子トイレや女湯に入ってくる」などと”論点外れ”の暴論が出た。  一方、トランスジェンダーでユーチューバーの木本奏太さん(31)は、西日本新聞の取材に対し、「多くの当事者は公衆浴場やトイレは『避ける場所と感じている』(2023年6月2日付朝刊、2項)と指摘する。  世界を見渡せば、”ジェンダーレス”は確実に進みつつある。バルト3国の一角ラトビアは、同性愛を公表する大統領を選出(共同通信「同性愛公表の大統領選出 バルト3国のラトビア」2023年5月31日、https://nordot.app/1036652273640702893  ニューヨークでも、「オールジェンダートイレ」が普及しつつある。(https://telling.asahi.com/article/13083290)。宗教保守にばかり配慮した結果、日本の取り組みはあまりに遅れている。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「親の顔が見てみたい」 岸田首相長男・秘書官 ”息子テロ” 更迭 首相公邸とは? 問題は海外でも イギリス、フィンランド、アメリカの場合 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  29日、岸田文雄首相は長男で政務担当の首相秘書官でもあった翔太郎氏(32)を、6月1日付で交代させると発表した。事実上の更迭である。  翔太郎氏は、昨年末に首相公邸で親族らと忘年会を開くなどした問題が、与野党から批判を浴びていた。後任には、昨年10月に翔太郎氏と交代した山本高義氏(51)を充てる。  岸田首相は記者団に対し、 「公邸での昨年の行動が政務秘書官として不適切で、けじめをつけるため交代させる」(1) と説明。自身の任命責任においては、 「私自身にあり、重く受け止めている」(2) と強調。さらに、 「先送りできない課題一つ一つに答えを出すことにまい進することで、職責を果たしたい」 (3) とも語った。  翔太郎氏をめぐっては、昨年10月の政務担当の首相秘書官として起用された際も、野党を中心に批判が相次いだ。今年1月に首相のヨーロッパ訪問に同行した時には、公用車で観光するなどの疑惑が報じられた。 目次 ・問題の概要 ・首相公邸とは ・海外の場合 イギリス、フィンランド、アメリカ ・問題の概要  週刊文春は、翔太郎氏が昨年12月30日、首相公邸10人以上の親族と忘年会を開いた際に撮影された写真を複数枚、掲載。  掲載されていたものは、内閣改造の時に新閣僚の写真撮影で使われる階段で翔太郎氏を最前列に、同じように整列して撮影したものや、親戚とみられる男女が外国の賓客に接遇で使うホールで記者会見のポーズをとっていたもの。

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  • 日々流れるニュースを、様々な視点から分かりやすく解説するニュースサイト「ジャーナリスト 伊東 森の新しい社会をデザインする The Middle News Journal」のニュースレター有料版です。 いまだ私たちに伝えられてこないマスコミの情報は、残念ながら存在します。 「そもそも?」「Why?」を大事に、マスコミの情報を再編集し、様々な視点や確度から執筆していきます。 その「水先案内人」として、私の仕事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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