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第297号.少子化と年金とその重要な背景。

事例と仕組みから学ぶ公的年金講座
こんばんは! 年金アドバイザーのhirokiです。 ーーーーー 1.国民みんなに生活できるだけの所得を無条件に支給するという幻想。 ーーーーー 何年か前にベーシックインカムという言葉が流行りました。 なんとなく経済の専門家のような方々もそれを支持していたような感じでした。 生活保護とは違う、国民みんなに生活資金を支給するという、そんなオイシイ話があるんだろうかと思いました。 まずすぐに頭に浮かんだのは財源ですね。 どんな政策もそうなんですが、財源が調達できないと全く意味がありません。 どんなに凄く理想的な政策を叫んでも、じゃあどこからその財源を持ってくるの?という事になります。 国がやるんなら絶対に税収を上げないといけない。 さっきのベーシックインカムは今の日本人1億2000万人に無条件に生活資金を支給するという事は、1人につき10万円くらいを毎月支給する感じかなと。 という事は月に12兆円かかる。 年間にして144兆円。 そんな財源あるわけないし全く、考える価値の無い政策だなって思っていました。 まず今の国の一般歳入は110兆円ほどです。 あまりにも巨額なお金だからイメージしづらいと思いますが、1万円札を重ねた距離にして1100キロほどになります。 では1000億円だとどのくらいの距離なのかというと、1キロメートルくらい。 1000億円の1100倍が110兆円ですね。 そんなにあるんだーと思われたかもしれませんが、この110兆円は全部税金で賄われていません。 その中のせいぜい60~70兆円が税収で、残りの40兆円ほどは借金(つまり国債)で予算を組んでます。 予算を組むためには税金が足りないから、借金してどうにかこうにか予算を組んでいます。 ーーーーー 2.財源が足りない分は国債を買ってもらって調達するが、積もり積もったツケ。 ーーーーー どっから借金してるのかというと、主に銀行や保険会社とかです。

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