「バーナンキ&ブランシャールのコロナ後のインフレに関する共
同研究」によれば、パウエルFRBはインフレ退治のための金融
引き締めで「(政策金利の引き上げを)やり過ぎてしまった」可
能性が指摘できます。
そして、この共同研究のお陰で、パウエル議長は「自らの過ち
(利上げのやり過ぎ)」に気がついた可能性があります。
やり過ぎてしまったのですから、遅かれ早かれFRBは軌道修正
(利下げへと政策転換)してくる可能性は高く、アメリカ経済の
ソフトランディングの可能性はぐーんと高まりました。
日本時間で昨夜6月5日に発表になった「アメリカの5月のISM
非製造業指数」ではアメリカ経済の想定外の「急速な停滞」が示
されました。
やはり、パウエルFRBは「やり過ぎてしまった」ようです。
が、アメリカ経済のソフトランディングの可能性も高まったの
で、この日のアメリカ株式市場は大きく崩れませんでした。
年後半から秋に向けて、アメリカ経済はスローダウン(減速)し
てゆくことでしょう。
今後は夏の終わりまで、アメリカ国内の長期金利は低下してゆく
かもしれません。
長期金利が低下してゆくならば、アメリカ国内の「ハイテク8社
が牽引するAI祭り」は夏の終わりまでは続くかもしれません。
「AI祭り」のお陰で、夏の終わりまではS&P500もなんとか
横ばいを維持できるかもしれません。
では、いつパウエルFRBは自らの過ちを認めて軌道修正(利下
げへと政策転換)するのか???
秋口には、失業率が急速に悪化し始めて、アメリカ株式市場は調
整することでしょう。その時、バイデン政権からFRBに利下げ
への圧力が加わることでしょう。パウエルFRBは自らの過ちを
認めないまま「利下げへと政策大転換」へ。
FRBのこの「金融緩和策への政策大転換」「長期金利の急上昇」
を早々と予想して、夏の終わりには「AI祭り」は終焉。
秋口には、新興国株式ブームにもっともっと本格化し始めること
でしょう。
さて、日本株式市場。
「ラストリゾート」として海外の投資家から見直されている日本
株式市場。
年初からの上昇率は20%を超えました!
夏の終わりまでに日経平均もPER16倍の3万5,000円にト
ライするかも知れません。
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