韓国に信じられない変化
還暦時代迎える86世代
左派が利権を求める異常
年功序列で若者は失業増
日本から言えば、地理的に最も近い外国が韓国だ。政治的には、相当の違和感を覚えてきた国である。韓国左派が、「歴史的な復讐」という視点で日本へ対決姿勢をとり続けてきたことが背景にある。法的な視点で解決済みの問題が、蒸し返えされてきた原点は、この「歴史的な復讐」にあった。日韓併合による35年間にわたる植民地時代に対して、誇り高き朝鮮として許しがたい、としている。これが、韓国左派の共通項である。
韓国は保守政権によって、日韓シャトル外交復活にまでこぎ着けている。だが、左派の繰り返す福島原発処理水を海洋放出することへの反対運動は、科学的根拠を全否定して、日本への憎しみを煽る運動となっている。この左派が、27年の次期大統領選で政権へ復帰すれば、日韓関係はどうなるか、だ。文政権時代の反日攻勢が、再び部分的に復活することは想像に難くない。
日韓関係だけでない。韓国の内政は、文政権によって停滞・頓挫した。脱原発政策のもたらした韓国電力の大赤字問題が、今後の電力料金大幅引上げに跳ね返る。最低賃金の大幅引上げが、製造業の雇用構造を破壊した。年功序列・終身雇用制への執着が、雇用流動化を阻止し失業率を高めて、韓国全体の閉塞感を強めている。これが、出生率低下を招いている要因の一つだ。
こういう情勢をもたらした左派政権が、再び4年後に復活すればどうなるか。それは、すぐに想像できるように空想型社会主義モデルの追求であろう。左派の国家モデルでは、非市場・非企業を標榜しているので、韓国経済が破綻するのは明白である。
韓国に信じられない変化
韓国経済が破綻を免れ、日韓関係が現状を維持するには、次期大統領も保守政権でなければならない。その可能性はあるだろうか。現在のユン大統領支持率は30%台である。この支持率を見ると、次期政権も保守になると見るのが難しい情勢だ。
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