今のパウエルFRBは「6月に利上げを見送ったとしても、それは
スキップしただけで、7月には利上げとする!」と、7月利上げの
「スルスル詐欺」を行なっています。
パウエルFRBのこういった「(利上げを)スルスル詐欺」は
夏の終わりまで続くことでしょう。
実は、今のパウエルFRBには利上げをする気はサラサラないでし
ょう。
今のパウエルFRBは「求人件数の減少と失業者数に増加(=求人
倍率の低下)」がトレンドとしてはっきりと定着してくる状態を、
今か今かと静かに待ち続けているところ。
労働市場の加熱が収まって、「企業の求人件数」が低下、失業率
はわずかに上昇して求人倍率が低下し始めるのは、すなわち、FRB
がインフレが鎮静化するのを明確に確認できるのは、早ければ7
月末日か、9月末日まで待たなければならないでしょう。
とは言え、大きなトレンドとしては、パウエルFRBがこれ以上
の利上げをしなくても、アメリカ国内のインフレは遅かれ早かれ
鎮静化してゆくでしょう。
ただし、アメリカ国内のインフレは3~4%台で高止まるでしょ
う。
一方、パウエルFRBは今年2023年1月から3月にかけて、
間違えて利上げをし過ぎてしまった可能性があります。
結果、秋口あたりからアメリカ国内の景気が急速にスローダウン
し始めて、失業率が急速に低下する可能性があります。
その時は、パウエルFRBは秋には0.25%の利下げを行なうで
しょう。
5月のIMS非製造業指数の停滞、先週の新規失業保険申請が急
増が示しているように、アメリカ経済はスローダウンしているし、
今後ともスローダウン(減速)してゆくことでしょう。
FRBが「スルスル詐欺」を続けないと、今後は夏の終わりから秋
にかけて、アメリカ国内の長期金利はさらに低下してゆきそうで
す。
パウエルFRBは、長期金利が低下し過ぎないように、政策の大転
換をするまでは「(利上げを)スルスル詐欺」をし続けることでし
ょう。
アメリカ国内の「ハイテク8社が牽引するAI祭り」は夏の終
わりまでは続くことでしょう。
「日本株式市場の祭り」も「AI祭り」のお陰で夏の終わりまでは
続くかもしれません。
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