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岸田政権の日朝水面下交渉は成功するか(上)/有田芳生の「酔醒漫録」第23号

有田芳生の「酔醒漫録」
▼ 第23号 2023/6/9 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 有田芳生の「酔醒漫録」 *毎週金曜日発行* ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆目次 1・「評言独語」──岸田政権の日朝水面下交渉は成功するか(上) 2・「酔醒漫録」──6月2日〜6月8日 ★発売中の有田芳生著書★ ・『改訂新版 統一教会とは何か』(大月書店 2022/9/21発売) http://www.otsukishoten.co.jp/book/b610995.html ・『北朝鮮 拉致問題 極秘文書から見える真実』(集英社新書 2022/6/17発売) https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-721217-4 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1・「評言独語」──岸田政権の日朝水面下交渉は成功するか(上) ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼5月27日に行われた拉致問題の国民集会をきっかけに、日朝首脳会談に進むかのような期待感が広がっている。岸田総理の発言がきっかけだった。日朝平壌宣言を実行するという小泉政権以降の基本的スローガンを繰り返したうえで、次のような発言をしたからだ。〈我が国自身が主体的に動き、トップ同士の関係を構築していくことが極めて重要である〉。そのうえで〈あらゆる機会を逃さずに金正恩委員長に 伝え続ける とともに、首脳会談を早期に実現すべく、 私直轄のハイレベルで協議を行なっていきたい と考えております。〉私がゴチックをつけた部分が、安倍政権以降の新しい方針である。これが言葉だけなのか、実際にどんな動きがあるのか。それを明らかにしたい。まずは北朝鮮側の反応をみる。

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  • 有田芳生の「酔醒漫録」
  • 2000年からブログに日記を書いてきました。思いは「私家版現代史の記録」です。「日記は書いておかないと不安なんだよ。忘れてしまうと消えてしまうから、自分が生きていて、あのころはどうだったというのを忘れるのが不安なんだよ」(渡辺京二『幻のえにし』)。同感です。私が綴るのは、メディアを中心に仕事をする一個人の眼から見た世界と日本です。「酔醒」は、酔ったり醒めたりという意味で、中国の「梁書」に記述されています。「漫録」は随筆の意味です。人生は、酒を飲まずとも「酔ったり醒めたり」の繰り返し。同時代に生きる皆さんにリアルな情報を提供、共有し、しなやかで強靭な精神をお互いに涵養していきたく思います。
  • 880円 / 月(税込)
  • 毎月 第1金曜日・第2金曜日・第3金曜日・第4金曜日(年末年始を除く)