メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

第71回 少し陰りが見えた中国の貿易統計にも顕著な中国の新興国・発展途上国シフト

富坂聰の「目からうろこの中国解説」
 今週は、アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官の訪中が大きな話題となった。しかし、当の北京は思いのほか静かだ。  先進7カ国(G7)広島サミットでジョー・バイデン米大統領が、「(中国との)雪解けは近い」と発言したときも同じように反応は鈍かった。  根底には中国外交部報道官が「言行不一致」と繰り返すアメリカへの不信がある。  事実、中国のイメージを悪化させるためと思われる動きは、アメリカやその同盟国の間で一向に止む気配はない。  今月8日には米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』が「キューバに中国がスパイ施設を設置してようとしている」と報じてワシントン周辺が騒がしくなった。疑惑は間もなく、ジョン・カービー米国家安全保障会議戦略広報調整官によって「正確ではない」と否定されたものの中国は反論に追われた。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 富坂聰の「目からうろこの中国解説」
  • 中国報道で日常的に使われる言葉や表現、これを詳しく分析すると、これまで知っていた事実とは違う世界が見えてくる。ニュースのミスリードから脱する処方箋を書く。
  • 990円 / 月(税込)
  • 毎週 日曜日(年末年始を除く)