メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

2023年6月12日号「マイクロソフトのCoPilotにはChatGPTが実装され、パワーポイント資料がごく簡単に作られるとのこと。アナリストとしてはどうしたらいいでしょうか」

『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」
『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2023年6月12日号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2023年6月12日号 ●赤羽雄二の視点:チームから最大の成果を引き出す(その3)●今週の相談 ・ChatGPTを使っていると、最初はいいのですが、だんだんずれていってしまったりします。どうすれば思うように動くプロンプトを書けるでしょうか。 ・マイクロソフトのCoPilotにはChatGPTが実装され、パワーポイント資料がごく簡単に作られるとのこと。アナリストとしてはどうしたらいいでしょうか。 ・どうしても自分なんか、と思ってしまい、仕事のチャンスがあっても受けることができません。上司にはもったいないと言われるのですが。 毎週月曜日発行 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【はじめに】 本メルマガでは、皆さんからの仕事やプライベート上の多くの悩み・質問にていねいにお答えします。メルマガを購読している方なら、どなたでも質問&相談が可能です。(ご質問: akaba@b-t-partners.com ) 【『ゼロ秒思考』とは】 『ゼロ秒思考』は、マッキンゼーで14年間、その後も多くの企業、個人を支援してきた私が生み出した独自のアプローチです。 「メモ書き」によって思考と感情の「言語化」に慣れ、強化することで、どんな人でも確実に頭がよくなり、心が強くます。くよくよしなくなります。何をすべきかがわかるので、行動も早くなります。 20数年にわたって改良し、内外で実践していただいた結果、10万人以上の方に効果を実感していただいています。 誰でも、どこでもできて、お金もほとんどかからないシンプルな方法ながら、効果は絶大です。実践された方々からのコメントの一部を紹介します。 「明らかに日々の思考量や行動量が増えた」 「打てば響くような会話ができるようになった」 「オリジナルな企画書をすぐに書けるようになった」 「自分に自信がついた」 「気持ちを素直に伝えらえるようになった」 本メルマガは、この『ゼロ秒思考』をベースに、皆さんの悩みに答えていきたいと思います。 赤羽雄二の視点: チームから最大の成果を引き出す(その3) 3 新しいチームを率いる 一人ひとりのニーズを素早く把握する 人事異動等で新しいチームを率いることになった時、まずはチームメンバー一人ひとりと最低30分程度は面談し、本人の悩み、希望、担当業務、部署の課題等を把握する。 部下が4、5人以下であれば、できれば1時間ほど時間を取りたい。これだけの時間の投資は、その後のスムーズな会話やモチベーションを考えると十分に見合う。 比較的短時間の面談でも、部下の話を一言漏らさず真剣に聞く。相手は緊張してうまく話せないこともあるが、決してイライラを見せず、じっくり構えて部下の話を聞く。そういう姿勢が部下の信頼を得る第一歩となる。 緊張している部下にとって、上司が時計をちらっと見るだけでも、焦るもとになるので十分に気をつける。上司の存在そのものをプレッシャーと感じる部下が多いので、どれほど気をつけても気をつけ過ぎる、ということはない。 部下があがって言葉に詰まった時は、直前に話してくれたポイントを「つまり、○○○ということなんだね?」とやさしく聞き返す。そうすると何とかまた話し出してくれる。 こういうと、「だいたい部下に対してそこまでするのか。自分はそういう扱いを受けたことがない」という疑問の声が聞こえてくるが、時代が違う。年齢が違う。会社の規模も違う。 生き残って上司になった自分と、まだ右も左もわからない部下では、自分への自信も判断力、業務遂行能力も大きなギャップがあるということはぜひ認識していただきたい。 したがって、面談によってギャップを把握する必要がある。上司がどんなに気をつけても、部下はなかなか本音を話してはくれない。ただ、何人か面談すると矛盾点や疑問点が出てくるので、そこから本当のところどうなのかを解明していく。気をつけていれば、急にいろいろなことが見えてくるので、その気さえあれば、状況把握はそれほどむずかしくはない。場合によっては若干の追加面談を実施する。 また、メンバー間の関係もその際、注意して把握しておく。これに関しては、特に本音を言おうとはしないので、微妙な言葉尻やちょっとしたしぐさ、誰かの発言に対する相槌の打ち方、反応のしかたなどから読み取っていく必要がある。 最後に注意点として、どうしても人への好き嫌いがある。一人ひとりについてまだほとんど知らないのに好き嫌いの気持ちが否定できない。上司の立場でそういうことに引っかかったり、態度に出したりしたら大変によくない。特に、自分に似たタイプの部下、自分と似たような価値観、スタイルでがんばっている部下を高く評価し、自分と大きく違うスタイルの部下を低く評価しがちなので、気をつける。 チームの目標、達成方針、アクションを示す 面談結果に基づき、チームの目標、達成方針、アクションを整理し、全体ミーティングで説明する。チームのサイズにもよるが、着任後1週間以内には行なわないと、部下は待ち続けるし、落ち着かないので、早いほうがよい。ただ、口頭ではなく、数ページに整理し、それを説明するほうが確実に伝わる。こういった方針書は一度作っておくと、新部署に移ってもかなり短時間で作成できるようになる。 着任後1週間以内だと、新任上司としては、理解不足や思い違いもありえるので、あくまでもここまでの理解に基づく方針であることを明確に伝える。着任早々、自分がすべて知っているかのような態度を取ると墓穴を掘る。そもそもそういう態度を取る必要は全くなく、上司の権威が失われる心配も別にない。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」
  • 34万部の『ゼロ秒思考』など24冊と、年間100回のセミナーなど、1万人を超える方々の成長を支援し、悩み相談にお答えしてきた赤羽雄二による、「成長を加速する人生相談」です。 どうすればもやもやを解消しもっと早く成長できるのか、どうすればもう少し自信を持って仕事に取り組んだりプライベートの悩みを解消したりできるのか、皆さんから頂く質問にお答えすることで、迷いをなくし気持ちよく進んでいただきたいと考えています。 また、人生相談の他にも「赤羽雄二の視点」と題したスペシャルコラムをメルマガ内で毎週掲載しています。
  • 880円 / 月(税込)
  • 毎週 月曜日