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マイナンバーカードの事故や不祥事は起こるべくして起こっている! 日本のマイナンバー国民総背番号制にストップをかけないと国民の財産までがすべて奪われる近未来の恐るべき事態を招く!

神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる!
● 米国 では、税と社会保障のみに限定の上での選択制です。 それでも情報漏洩や成りすまし犯罪を急増させました。 ● イギリス は、06年に任意加入でIDカード制を始めましたが、政権交代でプライバシー侵害の悪法として廃止されました。 ● ドイツやイタリア は税務識別のみの共通番号です。 日本のように預金とリンクさせたり、これから様々な分野での 「多重紐付け」 を増やす狙いが透けて見えるのは、日本のマイナンバーカード制度だけなのです。 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+ 神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる 第50回(2023年6月12日号) +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+ みなさま、こんにちは! 「衰退ニッポンの暗黒地図」をお届けするマネーアナリストの神樹兵輔(かみき・へいすけ)です。 今回は、「マイナンバーカードの事故や不祥事のトラブルは起こるべくして起こっている! 日本の『マイナンバーカード』=『国民総背番号制度』にストップをかけないと国民の財産がすべて奪われる近未来へ!」というテーマで、この闇をえぐっていきます。 -------------------------------------------- マイナンバーカード制度を廃止すべし! 国の借金を国民への強制「資産課税」でチャラにするのが政府の最終目的! -------------------------------------------- 政府は、これまでマイナンバーカード普及に躍起となってきました。 昨2022年6月からは、「公金受け取り」をエサに、預貯金口座をマイナンバーカードに紐づけすれば、登録者に7500円分のポイントを付与し、最大で2万円分を受け取れるマイナポイント事業第2弾を本格化させています。 そして、政府はなんと、この大バカな事業に総額2兆円を超える予算をつぎ込んできています。 いずれ国民全員にマイナンバーカードを普及させる目的でありながら、一部の先行取得の国民だけを利するという不平等・不公平な「アホの極みの事業」なのです。 しかも、2兆円といえば、年間消費税率換算で、1%分に相当する額です。とんでもない税金の無駄遣いなのに、マスメディアも一向に批判してきませんでした。 政府は、マイナンバーカードの制度設計の段階から、電機・通信関連の大企業に業務委託し、所管の総務省などからの天下りを受け入れさせています。一部の企業に利権をもたらす構図は、いつものことなのでした。 かつて、コロナ感染拡大の一因になった――といわれた、一連の「Go to キャンペーン」時の総額1兆7千億円の予算づけといい、民間事業者の利権を絡めた、こうしたバラ撒き事業の際には、政府もずいぶん気前よくどーんと予算を付けるものなのです(自民党幹部が業界から年間数百万円の献金を受け取っていた旅行業協会会長だったために、献金額の100万倍近い1兆7千億円の予算がすぐに決まったのでした)。 コロナ危機の際には、消費税率引き下げの減税を一気にやればストレートに国民が潤うのに、わざわざ政治献金絡みの民間事業者を経由させ、事業費を中抜きさせる税金バラ撒き事業を、必ずこうしたやり方で行うことが政府・自公政権のお約束事になっているわけです。 こうした税金バラ撒き事業に関わる事業者の実名をマスメディアも公開しないため、いつも緊張感のないユルユルの杜撰事業となって、たいてい後から「不正請求」やら「不正受給」といった横領・窃取・着服・横奪などの醜い事例が発覚して問題になるのです。 ------------------------------------------- 国民の多くが望んでいない「マイナ保険証」の強制取得へ! -------------------------------------------- ところで、国民の大半が反対しているのに、来年秋には健康保険証を廃止し、マイナンバーカードへの紐づけ保険証を強要することになる「マイナンバー法等改訂法」は、「意味不明の新しい資本主義」を標榜し、「聞く耳をもたない」「丁寧な説明をしない」――岸田文雄(世襲3代目)政権によって6月2日に国会で成立してしまいました。 マイナンバーカードは任意取得のはずが、事実上の「強制取得」にしたのです。寝たきりで動けない高齢者は、どうやって窓口でマイナ保険証を取得するのでしょうか。 そして、この法案に賛成したのは、自民、公明の連立与党に加えて、日本維新の会、国民民主党の「ゆ党(や党でもよ党でもない党)」だったのですから、よく覚えておきたいものです。 こうした「ゆ党」は、きっと自民党にすり寄って甘い汁が吸いたいだけの政党なのでしょう。 -------------------------------------------- 国民が必要性を認めないマイナンバーカードへの多重紐付けの愚! -------------------------------------------- ところで、総務省によれば、今年6月4日時点で、マイナンバーカードの申請受付数は、9707万枚で、人口の77・1%に達したそうです。 コロナ禍に突入する直前の2019年11月には2千万枚にも届かなかったのが、この3年間でグーンと伸びてきたのでした。 それもそのはずなのです。 ほとんどの国民が、マイナンバーカードに必要性を感じていないのに、政府がアメとムチで、無理やり取得へと駆り立ててきたからに他なりません。。。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 次回は、 「海外渡航による生体臓器移植(=臓器売買)の野放し行政! 人の命を高額かつ危険な海外移植手術の斡旋で弄び、莫大なカネを儲けている闇の団体! 国内移植を増やし命を救え!」 というテーマで、この闇をえぐっていきます。

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  • 神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる!
  • 1990年のバブル崩壊から続く「失われた30年」を経て、ニッポン国の衰退ぶりは鮮明です。デフレ下でGDPは伸びず、賃金は上がらず、少子高齢化で人口は減り、貧富の格差も広がりました。 いったいどうしてこんなことになったのでしょう。政治、経済、社会、マネーや投資に瑕疵があったのは否めません。本メルマガは、そうした諸分野に潜む「闇」を炙り出しグイグイえぐっていこうとするものです。
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