『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!
VOL.421/ 草津温泉の伝統的『時間湯』について覚書
2023年6月14日発行
今週の目次
1.コラム~うつうつ湯避行 = 毎日新聞の著者インタビューが白紙に
2.今週の“一湯”両断!= 草津温泉の伝統的『時間湯』について覚書
3.読者からのお便りコーナー = 風呂の掃除、意外に楽しかったです
4.ただいま仕事中!&発刊済みのお仕事一覧
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1. コラム〜うつうつ湯避行 #421
「毎日新聞の著者インタビューが白紙に」
今週の月曜日、東京都内竹橋にある毎日新聞本社へ出かけてきた。
7月付の「ブックウオッチング」というコーナーで、紙面の半分くらいを使って著者のインタビューを行い、それを記事にまとめてくださる、という広告効果としては甚大な影響がある話であった。
しかし、その話は僕が毎日新聞社のビルの地下駐車場に着いた頃に、いきなり白紙になった。
駐車料金は新聞社が負担してくれたが、往復交通費は結局無駄に終わってしまった。
それでも、新聞社側では担当部長と副部長までお出ましなさって、本当に申し訳なさそうに頭を下げてくれた。
話がお釈迦になったわけは、僕が未だ裁判の係争中だということらしい。
話によれば、むしろ有罪でも罪が確定していた方がいいということのようだ。
ただ、今回の件については、紛れもなく毎日新聞の編集部が拙著に意義や価値を見出して、インタビューしようと思ってくれた、という事実が残ることになった。
都合の良い解釈だが、それだけ『ファーストクラス民宿』の本には、ひきがあると言ってもいいだろう。
僕はそれだけでも満足である。
裁判係争中ということでお釈迦になった仕事は、今のところ2件だけだが、裁判が決着しても同じ状態だと、もはやどうにもならない。
まあ、こちらも主張すべきところは主張しつつ、最後は裁判所の指示に従うつもりである。
そんなわけで、今週もどうぞよろしくお願いいたします。
2.今週の“一湯”両断!
「草津温泉の伝統的『時間湯』について覚書」
100年とも130年ともいわれる長い歴史を持つ、草津温泉独自の湯治入浴法が「時間湯」である。
この伝統ある湯治法が事実上消滅してしまって、すでに4年ほどになる。
なぜそれが消滅してしまったのか、ということに関しては、僕自身にも、裁判にも関係するために、ここでは割愛させていただく。
それよりも、その伝統的な時間湯とはどんなものだったのか、を、折に触れて記録しておかないと、忘れてしまいそうになる。
あんなに毎日通って、湯長さんの号令に合わせて大声で返事をし、たっぷりと汗をかいて、うつ病も顔を出さずに爽快な気分にしてくれたのに、忘れるわけにはいかない。
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