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【Vol.445】佐高信の筆刀両断~東京電燈に出刃包丁を送りつけた男~

佐高信の筆刀両断
▼▽▼ Vol.445 -------------- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 佐高信の筆刀両断~東京電燈に出刃包丁を送りつけた男~                2023/6/16 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆目次 1・筆刀両断 東京電燈に出刃包丁を送りつけた男 2・『噂の真相』人名録(11) 岡留安則 3・雑記 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ このメルマガのバックナンバーは全てこちら https://www.mag2.com/archives/0001634907/ でご覧いただけます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1・筆刀両断 東京電燈に出刃包丁を送りつけた男 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 作家の林房雄に「ゆすりたかりの天才」と言われた“喧嘩ジャーナリスト”がいた。 『実業之世界』という経済誌を主宰した野依秀市である。 しかし、誰が野依を恐れたかである。 野依は1910年5月1日号から9月15日号まで 「東京電燈株式会社電灯料3割減論」を掲載し、 それを『東電筆誅録』として刊行した。 残念ながら、いまデタラメな経営を続ける電力会社に対して 電気料金値下げを打ち上げる雑誌はない。 理不尽な値上げを黙認するばかりである。 野依は特権的独占にあぐらをかく東京電燈の経営者に 我慢がならなかった。 それで、その独占価格の弊害を徹底的に糾弾し、 憤激のあまり、当時の社長、佐竹作太郎に出刃包丁を送りつけ、 「白昼公然強盗」にも似た行為として検挙された。 しかし、「白昼公然強盗」にも似た値上げをしたのは東京電燈ではないのか。 それは現在の電力会社も変わらない。 悪質度は現在の方が上である。 地域独占で宣伝する必要がないのに原発の宣伝に莫大なカネを注ぎ込み、

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  • 活字にならなかった本当の想いを届けなければと、アナログ代表が初トライします。 政治、経済、教育、文学etc。 質問にも答えて行けたらと思っています。
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