田村耕太郎の「シンガポール発 アジアを知れば未来が開ける!」Vol.435
パーティーからこっそり抜け出す時間です~世界の株式市場はこれから大きく下げると見ます
継続して警戒警報を出していますが、大嵐が来るでしょう。太陽さんさんに見える日本市場にもやってきます。こういう時ほど地味に準備です。嵐は2025年まで吹き荒れると見ます。
アメリカの利下げも長期には効かないでしょう。後は自己責任。私は自分的にお腹いっぱいになったのでキャッシュアウトして、債券と期間指定の優遇金利付き預金(Term Deposit)に入れました。
個人的には、これから色々とさらに数年は資産市場は下がり続けると思うので、キャッシュと債券で地味に持ち、タイミングを待って買いを入れます。2割下がっても買いではないと見ます。よほど自分事の事業でもない限り投資は当分冬眠します。
日本株のパーティーもこの先は罠だと思うので、個人として時間を使える長期の積み立て以外は私はやりません。日本株も底堅くなり、確かに日本企業に変化が見られ、アメリカをはじめとする西側との経済安全保障連携で日本は潤うでしょうが、当面アメリカ市場が大きく調整すれば、一部は日本に避難しても、全体が下がるので、日本株だけ突出することは不可能でしょう。為替も円高に振れるとさらにそうなります。
いい時にパーティーから抜け出すのは大変困難です。誰しも欲があるからです。こういう時は数字だけが友達です。「どんないい局面でも2割、3割儲かったら撤退する」と自分で自分のルールを決めておくのです。ずっと上がり続けるものはありません。
禍福は糾える縄の如し。何事も途中経過です。アップダウンは常に当たり前。
私の予想が外れてもこれはルールなので後悔はしません。外れることもあるでしょう。でも今の日本の株式市場の状況は、賭けている皆さんのために続いてほしいですが、そんなに世の中は甘くないでしょう。
日本が見直され、長期的に本当に評価されるかはこれからの我々にかかっています。そうなる可能性もあります。ただ、株式市場は単純ではありません。特に急に上がったものは急に下がる可能性があります。人生と同じでアップダウンを繰り返しながら地固めして、徐々に上がってくるものが本物です。
これはちょっと前のWeb3、最近の生成AIにも言えます。パーティーはこれからもっと楽しくなるかもしれない、とふと思った時にさっと引き上げるのがいいのです。ダラダラ二次会三次会はドツボにはまるでしょう。
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