ヒント:クラダシが取り扱う商品は、定価から約50%〜70%超という高い割引率を設定している商品が多い。
先日、フードロス削減を目的としたECを運営する株式会社クラダシ(以下、クラダシ)の新規上場が承認されました。
クラダシは、まだ食べられるにも関わらず、賞味期限間近という理由などによって捨てられてしまう可能性のある食品を激安価格で販売する「kuradashi」を運営しており、利用したことがある人もいるのではないでしょうか。
本日は、そんなクラダシが取り組むフードロス問題や、激安価格で販売するための商品仕入れの仕組み、同業他社との比較を交えた原価率、クラダシの今後の成長戦略について解説していきます。
クラダシが新規上場承認
クラダシは、フードロス削減を目的としたEC事業を運営する企業です。
具体的には、まだ食べられるにも関わらず、捨てられてしまう可能性のある食品などをお得な価格で販売するECを運営しています。
また、クラダシは売上の一部を環境保護・災害支援などに取り組む団体へ寄付しています。
2014年7月に設立後、2022年にロート製薬や博報堂DYベンチャーズが運営するCVCファンドなどから総額6.5億円の資金調達を行い、2023年6月30日に東証グロース市場に上場予定(想定時価総額は53.8億円)です。
クラダシの事業概要
クラダシは、メーカーや食品卸、小売店といった廃棄予定の在庫を持つサプライヤーと、商品をお得に購入したい・社会貢献したい消費者を結ぶECプラットフォームの「kuradashi」を運営しています。
上図のように、kuradashiでは食品やお菓子、飲料、日用品、美容・健康などの多数のジャンルがあり、50%〜70%超といった高い割引率が設定された商品が掲載されているため、消費者はお得に購入することが可能です。
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