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楽しんでいるうちに人間関係がどんどん良くなる方法
第416回(23年6月21日)
~ 人間関係が楽になるコツその72 ~
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こんにちは。MKCの齋藤です。
https://hypnos.jp/
【人間関係が楽になるコツその72……適切な距離感を持つ】
●「自分の老後のために子どもを良い学校に」って本気?
こんな話を聞きました。
「老後に子どもに面倒を見てもらうために、良い学校に通わせなければならないから、無理してでも高額の塾に通わせている」という話です。
教育はすばらしい投資ですから、子どもに勉強の機会を与えること自体は、非常に賢明な行動でしょう。
しかし、すばらしい投資とは「子どもにとって」という意味であって、親自身の老後のためではない。そういう意味での「投資」と考えているなら、本質から外れた行動と言わざるを得ません。
本質とは、子が自立できるようサポートすることであり、つまり「自分を要らない存在にする」こと。自分がいなくても生きていけるようにするのが、本質的な仕事です。
靴を上手に履けない子には、自力で靴が履けるようになる手助けするのが親の仕事であって、「あ~もうこの子ったら、私がいないと靴も履けないんだから~」と手取り足取りやってあげて、そうしている自分の立場に自己満足を感じているのではどうしようもない。
自分を「要らない存在」にしていくプロセスだからこそ、親の営みは尊いのであって、「私がいないとダメ」な状態を放置したり、あるいは意図的にキープしようとした途端、親は世にも有害な存在になります。
「老後のために、がんばって産んだんだから」という言葉も、耳にしたことがあります。
なぜこのような感覚になり得るかといえば、「距離感」が原因でしょう。
子どもを所有物か分身か何かのように捉えている。つまり距離感がものすごく近い。近いどころか、ほとんど重なっている。
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