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公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」
―それってアドラー的にどうなのよ―
Vol.050/第50号
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:: 目次 ::
1.それってアドラー的にどうなのよ 「『弱い』んじゃなくて『弱る』から」
2.ちょっと御相談がありまして 「ネガティブすぎる自分」
3.勇気とかライフスタイルとか ―アドラー心理学のお言葉たち―
「おそらく古い記憶は、ある人のライフスタイルを特定するうえで、最も大きなカギを握る要素だ」
4.ナガトウカオルの出張ごはん 豊橋市「きく宗」
5.こんなことやってます 出演情報・著書のお知らせ
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1.それってアドラー的にどうなのよ 「『弱い』んじゃなくて『弱る』から」
おかげさまで50号!
パチパチパチパチ!
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本当はお一人お一人に千葉銘菓ぴーなっつ最中でも手土産にご挨拶に回りたいくらいですが、そのワタクシの気持ちだけでも受け取ってください。
心より、ありがとうございます。
さて、このところとみに思うのが、人を「強い」とか「弱い」という表現をすることに対して、そうじゃないんじゃないかなぁ、ということで。
「あの人は強いから大丈夫」「あの人は弱いからあんなことになっちゃって」
みたいな切り取り方を私たちはよくしがちなんだけど、そうではなくて、
「人は弱る」「人は(自助努力または周りの人の支えや勇気づけによって)強くなることができる」「そのどちらかの状態がたまたま続いている」
なんじゃないかなぁ。
ワタクシはわりと「メンタル強め」と言われることが多いし、意図的にそうふるまっていることもあるし、ちょっとやそっと不快な目に遭ったとしても、怒気を含んだ
「はぁ?!」
が実際出せると思う。
ただ、それでも、弱るときは弱るわけですよ。
人生の逆風や大雨が続いたり、選んでもいない不運が続々と舞い込んだり、自分が明らかに悪い失敗や揉め事を起こしてしまって、それの後片付けも済まないうちに二の矢三の矢が飛んできてグサグサ刺さったりすると、そりゃ弱るわけですよ。
(弱ってるとき、人はどうなるかというと…… 続きは本文で!)
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