マイナンバーカードの失敗を考える
岸田内閣の支持率急落は、長男の秘書官更迭が遅れた「親の甘さ」が露呈したことだけでなく、ナイナンバーカードをめぐるトラブルも大きく国の信用を落としました。特に国民の健康に深くかかわる健康保険証を廃止してマイナ保険証に強制シフトするやり方に多くの批判が集まりました。
政府は国会会期末の21日に急遽マイナ「総点検本部」を立ち上げる事態に追い込まれました。準備不十分のまま、拙速でこのマイナンバーカードの義務化を進めた失政が、自民党政治を象徴している面があります。
「国民が消極的なわけ」
今回の内閣支持率低下には、政府のマイナンバーカードの義務化、健康保険証との一体化、紙の保険証廃止への反発も影響しています。共同通信の世論調査では、現在の保険証を来年秋に廃止し、マイナンバーカードと一体化する政府の案に対して、延期ないし廃止すべきとする人が72.1%に達しました。
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