■続・ヒトの種社会~週刊アカシックレコード230622■
現生地球人類(ホモ・サピエンス)は、自分たちよりはるかに高度な
科学技術文明を持つ地球外知的生命体(宇宙人)が自分たちに出会っ
た場合に何をするのかについて論理的に予測できていない。
この問題について、現生地球人類の多くの「識者」たちは、15世紀
に欧州白人のクリストファー・コロンブスの一行(ホモ・サピエンス)
が西インド諸島で出会った先住民(ホモ・サピエンス)を征服した事
例などを根拠にして「そういう場合は、宇宙人によって地球は侵略
され、地球人類は征服される」などと予測して来た。
しかし、上記の西インド諸島の事例は同じ生物種同士の事例である。
15世紀の時点で欧州白人(ホモ・サピエンス)は、自分たちと容姿(人
種)の異なるモンゴル人(ホモ・サピエンス)や自分たちと文化(宗教)
の異なる中東のイスラム教徒(ホモ・サピエンス)に侵略され、征服
されたという歴史的経験を持っている。コロンブスの一行が自分た
ちと容姿や文化(言語)の異なる先住民を征服したのは「征服できる
ときに征服しておかないと、逆にこちらが征服される恐れがある」
などと思っていたからにほかなるまい。
このような同じ生物種同士の関係を、なんの根拠もなく、違う生物
種(宇宙人とホモ・サピエンス)の関係にあてはめるのは非論理的で
ある。
現生地球人類よりはるかに高度な科学技術文明を持つ地球外知的生
命体(宇宙人)が現生地球人類に出会った場合、宇宙人は現生地球人
類を「征服しようと思えばいつでも征服できるのだから、征服する
必要はない」と考えるはずである。
これは、現生地球人類の霊長類学者がチンパンジーの群れに遭遇し
た際、彼ら学者がチンパンジーを「征服しようと思えばいつでも征
服できるのだから、征服する必要はない」と考える(征服せず、絶
滅しないことを願いつつ観察する)のと同じである(2023年6月22日
頃配信予定)。
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