第268号(2023年6月23日号)
『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』
はじめに:
いつもメルマガをお読みいただきありがとうございます。
さて、今週号の内容ですが、まず【1】の
『無敵の交渉・コミュニケーション術』のコーナーでは、
引き続き【効率的な情報の収集法】についてお話しします。
先週号では【情報収集において、場所・位置が占める心理的な効果】についてお話いたしました。
今週号では【相手から“あえて言わないでおこうとしていたことを明かしてしまう”心理術】についてお話しします。
その注目の内容は、本編をお楽しみに♪
次に【2―国際情勢の裏側】ですが、今週も盛りだくさんな一週間でした。
一つ目は【ブリンケン米国務長官の訪中】です。
バイデン政権の高官が中国を正式訪問するのは初めてというのには驚きましたが、
アメリカ政府側は何とか中国との関係改善の方法を模索しつつ、
中国への牽制も行いたいという難しい意図のコンビネーションが見えてきました。
『一定の成果はあった』とする報道が多い中、軍事的な緊張緩和につながる言質をアメリカが得ることはできなかったのは、
緊張が高まる国際安全保障環境に直面する今、気がかりではあります。
そんな中、習近平国家主席がブリンケン国務長官と会談したということは、
中国としても関係改善の道を模索していると理解できるのではないかと思われ、
両国とも直接対決を望んでいないとも読むことが出来ます。
今後も目が離せないです。
二つ目は【活発化するロシア・ウクライナ戦争についての情報合戦】です。
『ウクライナ軍はロシアに占拠された8つの集落を奪還した』
『ロシア軍はウクライナによる反転攻勢の試みをことごとく挫いた』
『ワグネルがロシア軍を見限ったことで、ロシアの態勢が内部から崩れ出した』
『ロシア国内でも敗戦色が強くなり、プーチン後のロシアを考え出した』
『ロシア人でさえ、ロシアを見捨てだした。その証拠にロシアルーブルの凋落がある』
いろいろな情報が今週も飛び交っています。
まさに混乱極まる状況になっておりますが、実際の戦況はどうなっているのでしょうか?
そしてウクライナに対するNATOからの支援状況は実際のところどうなのでしょうか?
三つ目は【モディ印首相の訪米】についてです。
国賓待遇で迎えられ、米上下院で演説する機会を与えられるという、最高レベルの処遇で訪米するモディ首相。
表向きは米印間の安全保障枠組みの強化についての協議ということになっていますが、
ここまでの厚遇を受けるほどのイシューではないように思います。
実際にアメリカのバイデン政権がインドに投げる期待の内容はどのようなものなのでしょうか?
そしてモディ首相はそれにどう答えるのでしょうか?
モディ政権がしばらく続くと思われ、モディ首相の権力基盤は強固で安泰と言われており、
ジャイシャンカル外相も続投と言われている中、インド外交の方向性はしばらくの間、
変わることがないと思われますが、グローバルサウスの国々を纏める存在であり、
アジアにおける中国と対峙するパワーハウスであり、かつロシアに対する影響力も強いインドのプレゼンスは上がる一方です。
そのような中、今回の訪米が何かしらの示唆を今後の国際情勢に与えてくれるのか注目です。
今回【2‐国際情勢の裏側】のコーナーでは、いろいろなアングルから
【世界は一体どこに向かっているのか?!】についてお話いたします。
今回のメルマガも長くなりましたが、どうぞ最後までお付き合いくださいね。
それでは今週号、スタートします★
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