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【Vol.352】「エジプト紀行」(5)

NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明
7/5/2023 Vol.354 「エジプト紀行」(5) 神殿をグル~っと回ると、そこは世界一有名で、世界一長い川。長さ6,650キロメートル、アフリカ大陸北東部を流れる世界最長大河です。時間帯もよかったのかもしれない。太陽が海くらいデカい川に落ちていく。これが母なるナイルか、というバイアスもプラスに働いていたと思う。神聖な気持ちにならざるを得ないまま、ほとりまで歩く。エジプトはナイルの賜(たまもの)。古代からこの国の繁栄を支え、人類の歴史がスタートした場所。ピラミッドより、神殿より、その優雅な姿は深く、深く、胸に染み込んでい、、、、、てか、うるせええな!!  客引きと、なに、友達になってんだよ!! と長男の襟首つかまえて、感慨に耽るのをあきらめる。おまえ、もうパパの横にいろ。 その時、ふと頭上を見ると、ふたつの円盤型の光が夜空を横切ります。え?これ、あきらかにUFOじゃないの?(笑)写メ、撮ったので、添付します。みなさまの意見お聞きしたいです。ちなみに僕はオカルト・UMAに関しては、まったくどうでもいいタイプ。ネス湖に行った際も、ネッシーに遭えなかったし、ビッグフットに遭いに、北カリフォルニアに行った際も、ビッグフット遭えなかったし。いまさら、フォトショで、加工して「UFO!UFO!」と騒ぐつもりありません。マンガのようなわかりやすいUFO型と後付けしたような蛍光色。加工した感バリバリ(笑)でも、誓ってしてません。飛行機だよね、、、?え、でも、これ、何?どっちでもいいのだけれど(笑) いつも騒いでおちゃらけているうちの7歳コンビ、娘はナイル川より売店のアイスクリームの方が気になるみたいだけど、ふと見ると息子が堤防に座って、川向こうをひとり、ずっと眺めています。なにか感じること、あるのかな。いつものハドソン・リバーとあきらかに違う面持ち。「ナイル川!」「世界一!」「人類の起源!」という余分な前知識をバイアスとして持っている僕たち大人と違って、先入観なく、なにか感じることがあったのかもしれません。しまった!赤いきつね(©︎マルちゃん)、ここで食えばよかったよ。 7時半を廻った帰り道、裏道のスークを通ります。イスタンブールのグランバザール、カパル・シャルシュとかと比べると、割とこじんまりした屋根付き市場。これだけこじんまりだから、地元民御用達かと一瞬、思ったけど、当然、そんなことはなく、ストリート入口に入って数歩で、どこから湧いてきたのか、数名の客引きに取り囲まれます。ここでもか!ゆっくり商品、見たかったけど、諦めることに。3秒でも止まって店先をのぞくと「ワンダラー!ワンダラー!」の大合唱。じっくり商品を見る暇もない。ギザ同様、彼らの客引きは、結果、売上を下げている気がしてならない。観光名所といわれているスークを娘の手を引いて、足早に駆け抜ける(笑)ルクソール初日の夜はこうやって終わっていきました。

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  • 全米発刊の邦字新聞「WEEKLY Biz」の発行人、高橋克明です。新聞紙面上や、「アメリカ部門」「マスコミ部門」でランキング1位になったブログでは伝えきれないニューヨークの最新事情、ハリウッドスターとのインタビューの裏側など、“ イマ”のアメリカをお伝えします。
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