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ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)2023年6月25日(日)号

ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 相次ぐプロ野球選手の女性スキャンダルの根底にあるもの 「アメリカの大学スポーツでは、練習できる時間が厳しく制限されている」「メジャーリーグは、選手の引退後の大学入学を支援」 幼い頃からの“野球漬け“を防げ! ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- プロ野球選手の女性スキャンダルが相次いでいる。  これだけプロ野球選手のトラブルが相次ぐ背景には何があるのか。スポーツライターの広尾晃氏は、日本のプロ野球選手は意図的に一般社会をとの間に距離を作っており、選手たちが社会常識や倫理観を学ぶ機会がないと指摘。  さらにこの問題を放置しておくと、「プロ野球に未来はない」とした(1)。  このような話がある。  ある独立リーグ球団の社長は、元プロ野球選手を監督やコーチに迎える際に <「契約をするから何月何日にうちの事務所に来てください、と言うと、多くが新幹線や飛行機のチケットを取ったり、ホテルの予約をしたことがないんですが……って言うんですね。私はかわいそうだなとは思うけど、この先のためにならないと思うから、自分で取ってきてください、と言うんです」 と話す。多くの元選手は、野球界を離れると、まるで「孤児」のような境遇になるのだ。>(2)   問題の背景にあるには、プロ野球選手が幼い頃から“野球漬け“にあることだ。  他方、海の向こうのアメリカではたとえば、大学生のスポーツのミーティングや練習は厳しく制限されている(3)。  あるいは、メジャーリーグには、高卒や大学中退でプロ契約をした選手たちが、大学進学や復学することを支援する制度がある(4)。このような試みを通し、選手に対して、”社会の常識”を教えていくのだ。 目次 ・かつてはイチローも。主なプロ野球選手の女性スキャンダル一覧 ・アメリカの大学スポーツでは、練習できる時間が厳しく制限されている ・メジャーリーグは、選手の引退後の大学入学を支援 ・かつてはイチローも。主なプロ野球選手の女性スキャンダル一覧 1988年12月 桑田真澄 外国人モデルと交際。球団上層部からの忠告や母親の反対を受けて破局。性生活について綴られた暴露本を出される。 1990年7月 原辰徳 ホステスと不倫。2006年、別の不倫に関して元暴力団から脅迫を受け、1億円を支払ったことも報じられた。 1991年12月  X(大洋・投手) 自宅の近所で少女へのわいせつ行為、露出行為を立て続けに行って逮捕された球団もXを解雇した。のちに復帰。 1996年 Y・投手(巨人) 協議離婚していた元妻を、春季キャンプ中の宿舎の同宿させていた。球団から厳重注意を受け、罰金200万円。

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  • 日々流れるニュースを、様々な視点から分かりやすく解説するニュースサイト「ジャーナリスト 伊東 森の新しい社会をデザインする The Middle News Journal」のニュースレター有料版です。 いまだ私たちに伝えられてこないマスコミの情報は、残念ながら存在します。 「そもそも?」「Why?」を大事に、マスコミの情報を再編集し、様々な視点や確度から執筆していきます。 その「水先案内人」として、私の仕事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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