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【痛くない死に方 2023年第25号】「老害」にならないための10の条件とは?

長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 2023/06/24
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2023年 第25号 【長尾和宏の痛くない死に方】 長尾和宏です。配信が遅くなり申し訳ありません。 無事、神戸文化ホールにて僕の卒業ライブ FINAL ~東へ西へ~が終わりました。 お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。 そして、この1週間Twitterやブログなどにたくさんのあたたかいメッセージを頂き 誠にありがとうございました。あまりにたくさんのメッセージを頂戴し一つ一つに お返事する時間がなく、大変申し訳ないのですが全部目を通しております。 心から感謝申し上げます。 最後の町医者の一週間は、怒涛でした。 19日(月)は、クリニックの中でスタッフたちから卒業式をひらいてもらいました。 昔の仲間もかけつけてくれて懐かしい顔が揃った。 みんなと写真を撮り、今までの思い出がたくさん詰まった卒業アルバムを頂いた。 この年齢になって卒業アルバムをもらえるなんて思ってもみませんでした。 デジタル写真ばかりの世の中になってしまいましたが、紙の写真は、やっぱり嬉しい ものです。そこには、阪神・淡路大震災で関西のマザー・テレサといわれた黒田裕子 さんや、がんになってから「元ちゃんハウス」を作った金沢の外科医・西村元一先生 や、昨年亡くなった関西の在宅医仲間の関本剛先生、そして東北の地に身を捧げた、 (そういえば今週で亡くなってちょうど一年になる)長純一先生の顔もあった。 一緒に笑顔で写真を撮った仲間たち。もうこの世にいない仲間たち。 スタッフが歌ってくれる「贈る言葉」を聴きながら思い出がぐるぐると駆け巡る。 20日(火)は、最後の外来。最後の往診。そして明け方に最後のお看取りも……。 たくさんの患者さんに、泣かれた。後ろ髪ひかれる思いで最後のお勤めを終え、 夜の外来を終えて大急ぎで三田まで車を飛ばし、田中章太郎先生のところへ。 日本尊厳死協会関西支部主催の講演会。リビングウイルの啓発について、しっかり お話をする。僕は、日本尊厳死協会の副理事長の仕事はこれからも続ける。 先週のブログでも書いたが、この3年間、停滞したままの尊厳死議論について、 再び動き出さねばならない。 21日(水)は、東京へ。夜は、ニコニコ動画生配信。今週はゲストは呼ばず、 「さらば!医師会」というテーマで行った。はじめてYOUTUBEでも同時 配信を試みたが、ドワンゴの技術スタッフさん曰く、「長尾先生の名前で検索しても、 なぜかYOUTUBEではヒットしない」と言われた。「ああ、僕、前にいろいろ 言ってBANされてるから、AIが長尾という名前をはじいてるんだよ」と言った ら、「いや、これはYOUTUBEのAIではいと思いますよ。もっと違う場所 から監視されているのではないですか」と首を傾げられた。 「……」 今日のテーマは、「さらば!医師会」。 医師会と厚労省と製薬会社にとっては、 不都合な真実ばかりをお話しした。でももう僕は、医師会をやめる身。何も失う ものはなくなった。今まではクリニックや患者さんたちに迷惑をかけると思い、 言いたいことの半分は我慢してきたが、これからはどんどん言う。 圧力に屈するものか。 22日(木)は、朝一番で帰阪。労いの言葉、感謝の言葉のメールの数々、お手紙 の数々に目を通す。そして、諸々残務処理。原稿執筆。それから、ライブに向けて 歌の練習。いろんな人がいろんなことを言う。「もっとこれは悲しく歌って」「これは 楽しそうに歌って」「声をはってはダメ」「もっとはらなきゃ聴こえないよ」「高音の声

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  • 本邦初!100パーセント「死」のことについて語るメルマガ。2000人以上を看取った医師であり、日本尊厳死協会副理事として、日々「死」と向き合う医師と一緒に、死に方について考えませんか? 家族の死と向き合わなければならない人、大切な人が死んで、喪失感から抜け出せない人、今、どうしようもなく「死にたい」人も……あなたのこころに届くメッセージが満載です。
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