今、国際ジャーナリスト・堤未果さんの新しい書籍「堤未果のショック ドクトリン」がベストセラーになっています。ショックドクトリンとは、「災害が戦争等で国民がショックを受けている隙に、グローバル企業達が政府を使って、自社の利益を最大化するために、普段なら到底認められないような激しい改革を次々と行っていく」というアプローチ、というか手口を言うもの。
https://www.amazon.co.jp/dp/434498692X/
今の日本で言うなら、デフレになったから、ってことで小泉竹中が徹底的な構造改革をやりたおした…というのも、今から思えばショックドクトリンの典型的な手口だった、ということができるでしょう。
2010年頃から大阪で橋下氏らが推進しようとした大阪都構想もショックドクトリンですし、その橋下氏らの「維新」があそこまで大阪で人気を博す存在となったのも、ショックドクトリンそのものだと言うことができるでしょう。
なぜなら、なんといっても、1997年の消費増税によるデフレ化がなければ、さらにそれによって加速した大阪の衰退がなければ、別に郵政を民営化しようだとか、大阪市を解体しようだとか、身を切る改革で公務員へら層だとかいう話が人気を博すはずもないのですから。
さて、こうしたショックドクトリン、という概念は、ナオミクラインというジャーナリストが提唱した概念ですが、堤さんはこれを紹介する日本語の書籍として「堤未果のショック ドクトリン」を出版されたのです。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)