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【高校数学】読むだけでわかる!共通テストの考え方 vol.908
≪2023年 数2B 第5問≫ 2023/6/27
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目次・・・■ 問題 ■ 解説目次 ■ 解答・解説 ■ 公式 ■ 解答一覧
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■ 問題
2023年共通テスト数2Bより
第5問
三角錐PABCにおいて、辺BCの中点をMとおく。また、∠PAB=∠PAC
とし、この角度をθとおく。ただし、0°<θ<90°とする。
(1) →AMは
→AM=([ア]/[イ])・→AB+([ウ]/[エ])・→AC
と表せる。また
(→AP・→AB)/(|→AP||→AB|)
=(→AP・→AC)/(|→AP||→AC|)
=[オ] ……{1}
である。
[オ]の解答群
┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} sinθ {1} cosθ {2} tanθ |
|{3} 1/sinθ {4} 1/cosθ {5} 1/tanθ |
|{6} sin∠BPC {7} cos∠BPC {8} tan∠BPC|
└―――――――――――――――――――――――――――――――┘
(2) θ=45°とし、さらに
|→AP|=3√2,|→AB|=|→PB|=3,|→AC|=|→PC|=3
が成り立つ場合を考える。このとき
→AP・→AB=→AP・→AC=[カ]
である。さらに、直線AM上の点Dが∠APD=90°を満たしているとする。
このとき→AD=[キ]・→AMである。
(3)
→AQ=[キ]・→AM
で定まる点をQとおく。→PAと→PQが垂直である三角錐PABCはどのような
ものかについて考えよう。例えば(2)の場合では、点Qは点Dと一致し、→PAと
→PQは垂直である。
(i) →PAと→PQが垂直であるとき、→PQを→AB,→AC,→APを用いて
表して考えると、[ク]が成り立つ。さらに{1}に注意すると、[ク]から[ケ]が成り
立つことがわかる。
したがって、→PAと→PQが垂直であれば、[ケ]が成り立つ。逆に[ケ]が成り
立てば→PAと→PQは垂直である。
[ク]の解答群
┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} →AP・→AB+→AP・→AC=→AP・→AP |
|{1} →AP・→AB+→AP・→AC=-→AP・→AP |
|{2} →AP・→AB+→AP・→AC=→AB・→AC |
|{3} →AP・→AB+→AP・→AC=-→AB・→AC |
|{4} →AP・→AB+→AP・→AC=0 |
|{5} →AP・→AB-→AP・→AC=0 |
└―――――――――――――――――――――――――――――――┘
[ケ]の解答群
┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} |→AB|+|→AC|=√2・|→BC| |
|{1} |→AB|+|→AC|=2|→BC| |
|{2} |→AB|sinθ+|→AC|sinθ=|→AP| |
|{3} |→AB|cosθ+|→AC|cosθ=|→AP| |
|{4} |→AB|sinθ=|→AC|sinθ=2|→AP| |
|{5} |→AB|cosθ+|→AC|cosθ=2|→AP| |
└―――――――――――――――――――――――――――――――┘
(ii) kを正の実数とし
k・→AP・→AB=→AP・→AC
が成り立つとする。このとき[コ]が成り立つ。
また、点Bから直線APに下ろした垂線と直線APの交点をB'とし、同様に
点Cから直線APに下ろした垂線と直線APの交点をC'とする。
このとき、→PAと→PQが垂直であることは、[サ]であることと同値である。
特にk=1のとき、→PAと→PQか垂直であることは、[シ]であることと同値で
ある。
[コ]の解答群
┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} k|→AB|=|→AC| {1} |→AB|=k|→AC| |
|{2} k|→AP|=√2|→AB| {3} k|→AP|=√2|→AC| |
└―――――――――――――――――――――――――――――――┘
[サ]の解答群
┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} B'とC'がともに線分APの中点 |
|{1} B'とC'が線分APをそれぞれ(k+1):1と1:(k+1)に |
| 内分する点 |
|{2} B'とC'が線分APをそれぞれ1:(k+1)と(k+1):1に |
| 内分する点 |
|{3} B'とC'が線分APをそれぞれk:1と1:kに内分する点 |
|{4} B'とC'が線分APをそれぞれ1:kとk:1に内分する点 |
|{5} B'とC'がともに線分APをk:1に内分する点 |
|{6} B'とC'がともに線分APを1:kに内分する点 |
└―――――――――――――――――――――――――――――――┘
[シ]の解答群
┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} △PABと△PACがともに正三角形 |
|{1} △PABと△PACがそれぞれ∠PBA=90°, |
| ∠PCA=90°を満たす直角二等辺三角形 |
|{2} △PABと△PACがそれぞれBP=BA,CP=CAを満たす|
| 二等辺三角形 |
|{3} △PABと△PACが合同 |
|{4} AP=BC |
└―――――――――――――――――――――――――――――――┘
※分数は(分子)/(分母)、xの2乗はx^2、マーク部分の□は[ ]で表記しています。
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