今の時点でわかっていることを解明していく
おはようございます
時間というのはみなに平等だ、というご意見をよく聞きますが、私はそうは思わない。人によって時間の使い方がまるで違うからです。目的意識というと変な話になってしまうのですが、何かをやりたい、と思っている人間と思っていない人間では時間の使い方はまるで違います。観察していればよくわかります。その成果はまるで違うわけです。時間だけが平等、なんて言いますが、一番大事なのは使い方であり、割り当てられた時間ではない、と私は思います。なんだか、変な言質が流行っているよね、というのが私の素直な感想です。
■今の時点でわかっていること
マーケットで今の時点でわかっていることは、FOMC、次回は7月の下旬にあると思いますが、そこでは現時点で利上げの可能性がほとんどない、ということです。
その理由は、現在、政策金利、FFレートが5.08、インフレ率は4.0で、政策金利>インフレ率になっていますので、これはインフレを抑える効果のある政策になりますので、金利を上げる必要がない、ということです。
現実に本日のアメリカ国債4wは5.12で、FFレートは5.08とほぼ一緒です。マーケットは7月の利上げを見込んでいない、ということになります。
インフレ期待率の1年や5年も低下しており、金利が上がる見込みがないのです。かといって下がるわけではない、ということです。理由はパウエル議長を筆頭としてFRBの理事たちは年内の利上げ2回を見込んでいるのですから、現時点では上がらないけど、適切な時期には金利は上がることが予測できます。
その時期はいつなのか、といえば、インフレ率からわかります。
https://d3fy651gv2fhd3.cloudfront.net/charts/united-states-inflation-cpi.png?s=cpi+yoy&v=202306131250V20230410&d1=20210627&d2=20230627
2022/6月がピークのインフレ率ですから、この対象となるのは2023/6月のインフレ率がこの比較対象になります。この2023/6月のインフレ率の発表は7/10前後になるわけです。この過去最高のインフレ率と比較した今年の6月のインフレ率は下がる、というのは誰でも容易に想像できることができます。
ゆえに、今月から来月にかけての金利は下がりやすい傾向にある、というのがまともな議論のベースになると思います。闇雲に金利が上がる、下がるという話はたいていの場合、根拠のない議論になると思います。
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