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第752回 プリゴジンの反乱で実際にはなにがおこっていたのか?日本では報道されていないこと、コルマン博士の語るAIの起源 前半
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▼今回の記事
ロシアの民間軍事会社、「ワグネル」を率いるプリゴジンが反旗をひるがえした。この事件について詳しく調べると、日本では報道されていない事実があまりにも多い。今回はこうした事実を紹介しながら、実際に何が起こったのか書く。最後に、マヤカレンダーの解釈で知られるコルマンインデックスから見たAIの起源とその行方を紹介する。記事が長くなるので、これは2回に分けた。今回は前半である。
▼プリゴジンの反乱、日本では伝えられていない事実
民間軍事会社、「ワグネル」を率いるプリゴジンが反乱を引き起こした。ショイグ国防省やゲラシモフ参謀総長などロシア国防省に対する強い不満を表明していたプリゴジンは、ロシア南部、ロストフ州の州都、「ロストフ・ナ・ドヌ」に約8000人のワグネル軍部隊を率いて進軍し、同市にあるロシア南部軍管区本部を占拠した。
その後、3200人の部隊は160キロ離れた首都のモスクワに向かって進軍したため、プーチン政権の転覆を意図したクーデターが始まり。ロシア治安部隊との間で内戦状態になるのではないかと危惧された。プーチン大統領も反乱を警戒するスピーチをした。
しかし、プリゴジンは説得に応じ、国家反逆罪で告発されないことを条件に、20年来の友人であるルカシェンコ大統領のベラルーシに向かった。プーチンは反乱に加わった「ワグネル」の隊員はベラルーシで安全を保証されるとともに、加わらなかった隊員はロシア国防省との新たな契約が可能だとした。
しかし、27日、プーチン大統領は、「ワグネル」の企業グループによる軍への食料提供ビジネスで、政府が年間800億ルーブル(約1350億円)を支払っていたと明らかにした。その上で「これらすべてを調査していく」と言明した。これからプリゴジンを汚職の嫌疑で告発する可能性を示唆している。
●狂喜する欧米
このようなプリゴジンの反乱に狂喜したのは、ウクライナを支援している欧米諸国である。プリゴジンのこの反乱はロシアのエリート層に内在する反プーチンの動きを象徴しており、これから同種の反乱が連鎖し、その結果、プーチン政権が打倒される可能性があるとする論評が欧米の主要メディアをにぎわせた。
しかし、こうした論評が希望的な観測に過ぎないことがすぐに明らかになった。まず「ワグネル」だが、占拠した「ロストフ・ナ・ドヌ」では民衆に歓喜で迎えられると同時に、占拠したとされるロシア南部軍管区の幹部とも穏やかに懇談する光景が見られる。次の動画を見てほしい。
・現地にいた独立系ジャーナリスト、パトリック・ランカスターの報告。現地はお祭り騒ぎ。
https://www.youtube.com/watch?v=7qvFQJEyjwA&t=276s
・「TikTok」に掲載されたプリゴジンと南部軍管区の幹部との穏やかな懇談。
https://www.tiktok.com/@toputinperspective/video/7248119311011728683?_op=1&_r=1&_t=8dWOws5KB5l&social_sharing=v5
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