プーチン政権に与えたプリゴジンの衝撃
あのプーチン大統領がロシアの民兵組織ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏の揺さぶりに右往左往するまさかの展開となりました。プリゴジン氏は表向きモスクワ侵攻を中止し、政権転覆の意図はないと表明、戦闘の場から引き下がり、ベラルーシに亡命しました。しかし、今回のクーデターともいうべき内乱は、今後のロシアプーチン政権や中国習近平政権に大きな波紋を広げたことになります。
「傷ついたプーチンの権威」
まさに「飼い犬に手をかまれた」思いだと思います。長年長期政権、皇帝化を進めてきたプーチン大統領の権威が一気に地に堕ちた感があります。ロシア国軍の非力をさらけだし、民兵組織ワグネルに頼らざるを得ないさまを世界に露呈しましたが、そのワグネルからも「武器弾薬をよこせ」「役に立たないショイグ(国防相)を出せ」と散々批判されました。
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