メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

第026号 「目先は調整。そして上昇。その後、下落」

Prof.サカキの市況展望 プラス 教授に質問!
[1] 市況展望 (執筆日時:7月1日 23時)  いつものように市況を展望します。 [1] 当面の相場展望  6月も5月に引き続いて、右肩上がりの相場 展開になりました。月初に「30,886円」で 始まり、それがほぼ最安値になって、19日には 「33,772円」の高値を付けました。そこから もう一段高があるか、というタイミングで、 岸田総理が衆議院解散を見送ったため、失望 売り的な調整地合となりました。  そうは言っても、27日に「32,306円」まで 下がったところで切り返し、30日の終値は 「33,189円」でした。現時点までの下落率は わずか「4.3%」なので、もう少し下がる 局面があってもおかしくはないです。  小幅な調整の下落率を「7%」としても、 「31,400円前後」まで、あと900円くらいは 下値余地がありそうです。  一方、7月1日の時点のシカゴ日経平均 先物の値は「33,415円」なので、やや先高感 が漂っています。  このように、日本の株式市場には根強い インフレ圧力がかかっていますので、なか なか下がってきません。  よほど想定外の悪材料が飛び出さない限り、 日経平均株価に対するインフレ圧力が基底に 存在し続けると考えています。  一方で、目先のところでは、7月29日の 日銀政策決定会合まで、または、お盆の前後 までは、踊り場的な調整局面が示現するの ではないかと考えています。  それについての詳細は、[2]で述べます。  そして踊り場的な調整局面が終了する8月 中旬以降は、根強いインフレ圧力によって 日経平均株価が再度上昇する局面がありそう です。  ただ、年末・年始(早ければ今年の秋) 以降に、ドル円相場が円高にシフトしたり、 海外の景気が後退したりした場合には、 この上昇基調が反転することになるでしょう。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • Prof.サカキの市況展望 プラス 教授に質問!
  • 前半で、日本の株式市場の先行きに関する市況を展望します。また、株式投資に有益な知識や考え方をときおり交えて、株式投資に関する正統派の知識を普及することを目指します。 そして、後半では、読者の皆様からの質問に、ざっくばらんにお答えするコーナーや、新規書き下ろし原稿を披露します。
  • 500円 / 月(税込)
  • 毎月 1日