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我がダイエット

ドクター畑地の診察室
ドクター畑地の診察室198.2023.7.2. 現役呼吸器内科、総合内科専門医 畑地治です。 世の中に「○○飲んだらすべての病気が治った」「○○制限食をとったらすべての人が健康になる」等、出鱈目情報が溢れています。現代医療の特徴は精密医療で万人に効くような治療はありません。治療方法は個人によって全く違います!おそらく日本で一番多くの呼吸器疾患患者(肺癌、喘息、COPD、肺炎など)を診療する専門医が、最先端の精密医療を解説&ネットでは出し辛い医療や治療の裏側も配信! https://zipangu-management.co.jp/culture_000/hataji/ 三重県出身 自治医科大学卒業後、僻地診療、三重大学勤務を経て、呼吸器内科医師となる 松阪市民病院院長 診療の傍らFM三重で「肺、おさむに聴け!radioを聴いてらんらんらん(lung lung lung)」という毎週月曜日放送の番組を担当 https://fmmie.jp/program/getsumoku/hiosamu.php ***************************** 我がダイエット  ダイエットに成功した私ですが、なかなか体型を維持するのは容易ではありません。家では全く飲みませんが、飲みに行くのがもともと大好きで、週に何度か飲みに行ってしまいます。毎日は行きませんが、いろいろな方との会食が多く、週に2回程度は外で飲むことがあると思います。飲みに行って気づく事は、アルコールを飲むと抑制が働かなくなり、馬鹿食いしてしまうことです。飲みに行った翌日、体重を測ってみると、1キロから2キロ程度太っていることが多く、週に2回程度飲みに行くと、それを取り返して体重を維持する事は容易ではありません。  体重を維持するために、毎朝ウォーキングを早起きして8.5キロ程度しておりますが、週に3回飲みに行くとそれだけ行っても体重は確実に増えてきます。自分の経験では週に2回飲みに行くと、毎日8.5キロのウォーキングを行って、体重がギリギリ維持できる範囲内になります。週1回では少しずつ痩せてきますし、週3回では体重は増加していきます。  運動する時は、スマートウォッチをつけて運動しているわけですが、8.5キロ歩くと(できるだけ早歩きするようにしています)ほぼほぼ500カロリー程度消費することになります。週に7回500カロリーの運動すると、3500カロリーになりますのでその3500カロリーが2回飲みに行くことによって吹っ飛ぶわけです。もったいない気もしますが、会食を断る事は、性格的にできず、そのようなことを続けているわけです。  それ以外にも気をつけている事はあります。飲みに行った際、都市伝説か知りせんが、大好きな生ビールは一杯までにして、後はハイボールを注文することです。褒められたことではありませんが、いろいろな薬を試して努力しないで痩せようとしてきました。薬の実際の体験をお話ししてみます。(万人がこの通りになるわけではありません)  まずやせ薬として一番ポピュラーなのは、漢方薬の防風通聖散でしょうか。この薬試してみると、下痢をしてしまいます。しばらく内服していると、耐性できてくるのかどうか分かりませんが、下痢はしなくはなるのですが、便に行く回数が非常に増え、ところかまわずトイレに行きたくなるので困ったものです。  軽度の糖尿病がありますので、糖尿病の薬もいろいろ使用してみました。まず、体重減少効果がある薬としましては、SGLT2阻害薬でしょうか。この薬、尿中に糖分を排出する薬で、毎日200カロリー以上の糖分を排出することになります。体にいろいろ良い作用があり、広く糖尿病に用いられてきた薬ですが、難点は尿が出る分、乾燥し燥し、荒れやすくなることと、頻尿になることです。今でも、この薬を内服しているわけですが、1時間の講演をする場合、直前にトイレに必ず行くようにしています。高齢男性は、頻尿の方が多く、私も歳をとってきましたので、頻尿になる分、少し辛い薬剤な気がします。  食欲自体を低下させてしまう糖尿病の薬もあります。最近ですとリベルサスでしょうか。私はリベルサスは使った事はありませんが、昔バイエッタと言う注射製剤を使ったことがあります。この薬、まず半量から始めるわけですが、私の場合気分が悪くなり、食事どころなくなってしまいました。少し我慢すれば慣れてくるのかもしれませんが、気分が悪すぎて我慢しきれず、すぐに糖尿病薬としてのバイエッタは中止してしまいました。  薬局でもいろいろダイエットのサプリが売っていて試してみてはいますが、どのサプリを試してみても、効果が実感できない上、下痢気味になるような薬が多かった印象を受けます。  あくまでも、私の場合ですが、努力せず、薬を内服するだけで痩せる事は無理でした。どの薬にもいろいろ副作用があり、やはり王道は運動することと、食事療法であると痛感する今日この頃です。 ***************************** ドクター畑地の診察室198.2023.7.2号 毎週日曜日お昼に配信予定です。 次号は2023.7.9.です。 お問合せ、感想などはコチラまで zm.magumagu@gmail.com 畑地 治 https://zipangu-management.co.jp/culture_000/hataji/ 三重県出身 自治医科大学卒業後、僻地診療、三重大学勤務を経て、呼吸器内科医師となる 松阪市民病院院長 https ://mie-matsu-kokyuki.mars.bindcloud.jp/ https://www.facebook.com/mch.respiratory.center/ 診療の傍らFM三重で「肺、おさむに聴け!radioを聴いてらんらんらん(lung lung lung)」という毎週月曜日放送の番組を担当 https://fmmie.jp/program/getsumoku/hiosamu.php ***************************** ★お知らせ★ 好評発売中『ドクター畑地の診察室』バックナンバー 1ヶ月分を220円で購入できます。気になった号がある方はぜひチェックしてみてください! ◆2023年06月 https://www.mag2.com/archives/0001688238/2023/06

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