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国際戦略コラム NO.p0774 ???
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/ ???
2023.07.03 ???
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プリゴジン反乱後の粛清
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ロシアは、プリゴジン後の粛清で、多くの有能な軍人が消えること
になる。ウ軍は、このチャンスを行かせるかどうかだ。この現状と
今後の検討をしよう。 津田より
0.米国と世界の状況
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NYダウは、コロナで2020年3月23日に18,591ドルまで急落したが、
2022年1月4日に36,799ドルと最高値更新となり、2022年10月10日は
29,202ドルで安値となり、2023年6月23日は33,727ドルで、26日は
12ドル安の33,714ドル、27日は212ドル高の33,926ドル、28日は74ド
ル安の33,852ドル、29日は269ドル高の34,122ドル、30日は285ドル
高の34,407ドル。
先週、株価は上昇である。米国の景気指標が全般的に予想値より高
く、景気後退になっていないようである。1Qの米GDPは、前期比年率
で2.0%増であり、予想の1.4%増より高く、前回の1.3%増より高い。
1Qの米個人消費も前期比で4.2%増であり、予想の3.8%増より高く、
前回の3.8%増寄りもよい。金利上昇でも意外に活況の様相である。
パウエルFRB議長は、ECBフォーラムでも、後2回の利上げを主張した
が、イエレン米財務長官は、米経済に関する自身の楽観的な見方を
あらためて表明し、成長が鈍化しても雇用低迷を伴わないインフレ
の減速は可能だとの考えを示した。この発言と景気指標が良いこと
で、株価は上昇している。
この秘密は、FRBの利上げと同時に多方面での量的緩和を行うことで
、流動性枯渇を押さえていることになる。大手銀行のストレステス
トでも全行が合格であり、今のところ、金融危機も起こらないとい
うことであろう。
その上に、バイデンは、「バイデノミクス」という中間層に手厚い
大型のバラマキ政策群を発表した。これで、また国民はお金をもら
えることになり、インフレを加速することになる。金利上昇の元で
バラマキを行うことで、ローマ帝国滅亡と同じようになってきた。
この政策を止めるために、まず共和党系が多数を占める米最高裁が
30日、バイデン政権が掲げていた大学学費ローンの返済一部免除政
策は無効との判断を示した。
と言っても、バラマキ政策は持続して、今後利上げ停止、利下げに
転じると、暴落の可能性が出るが、2024年大統領選挙後なのであろ
うと市場では見ている。このため、現時点では株価は上昇すること
になる。
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