2023年 第26号 【長尾和宏の痛くない死に方】
長尾和宏です。蒸し暑い季節になりました。各地で豪雨も降っています。
皆さんの地域は大丈夫でしょうか? 農作業をされている人は気が気では
ないでしょう。雨が続いても、晴れが続きすぎても、作物はうまく育たない。
自然界と付き合うのに、0/100思考は無理というものでしょう。
ウイルスと付き合うのだって同じ。「ゼロコロナ」とは、もう雨を降らせない、
と叫んでいたのと同じくらい愚かな考え方でした。
それでも、尾身さんが第9波を煽るから、街中ではまたマスクをつけている人が
また増えてきたたようですね。トホホ。
感染者が増加するたびに、メディアは「第〇波」と煽るつもりでいるのでしょうか?
この先10年はおそらく一年に2度3度と、感染者が増えることはあるでしょう。
その度に尾身さんが総理大臣を訪れて、「第15波がきています」「第20波が来て
います」と記者会見を開く気なのでしょうか? アホか!
ここはみんなで、島倉千代子の「繰り返す~繰り返す~さざ波のように~」を歌って
ウイルスとはそういう性質であることを理解するべきです。
あるいは、「今何波?」「そうね、だいたいね~」でいいじゃないか。
数えることに意味があることと、意味がないことがある。もう国民は知っている。
ワクチン後遺症で亡くなった人の数は、ちゃんと数えなければならないよね。
それは自然の死ではなく、人に殺されたも同然だから。
さて、まぐまぐの読者さんだけで募集をかけました6月29日の僕の六本木ライブ。
おかげさまで無事に終了いたしました。ご応募いただいた皆さん、遠くからお越し
頂いた皆さん、そして今回抽選に漏れてしまった皆さん、すべての皆さんに感謝
いたします。神戸文化ホールとはまったく違う「密」なライブハウス。少しずつ
席を詰めていただいてお客さんはぎゅうぎゅう。知らない人同士が、同じ皿から
トマトを取り合う。乾杯してすぐに打ち解けているようだ。
ああ、僕の卒業式がマスクなし、笑いありでできた。
コールアンドレスポンス、最高!
皆さんととても近い距離でお話しする時間は最高の喜びだ。
皆さんのおかげで、とても幸福な65歳を迎えられました。
シンドイ人生を歩んできたので、まさかこんな形で老人の階段を登れるとは、
思ってもみなかったのでまさに感無量です。皆さんには感謝しかありません。
こんなわがままな僕にたくさんのお花と言葉をありがとう。
サプライズもあった。神戸文化ホールには、梅沢富美男さんからお花が、
六本木のライブハウスには、高橋伴明監督が突然顔を出してくれた。
梅沢富美男さんもこの3年、どれほど大変な思いで、舞台を続けることに
必死だったろうか。梅沢富美男さんがお母さんのことを綴った本のタイトル
は『顔で笑って、心で泣いて』だったけれど、ほんとうにあの心境だったと思う。
夫が出兵した日も、梅沢さんのお母さんの竹千代さんは、舞台に立ち踊った。
その竹千代さんが亡くなった日も、息子の富美男さんは舞台に立って微笑んだ。
高橋伴明さんもそう。一緒に撮影した映画『痛くない死に方』ができたときには、
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