こんにちは。観月まひろです。
我が家を建てる前のことを思い出しました。
私と夫とまだ小さかった長男の3人で
さまざまなハウスメーカーが展示する豪華な家をよく見学したものでした。
空間をふんだんに使い、たっぷり光がさしこむよう設計された素敵な家々は
「ほぉ~いいねぇ~」と夢とあこかれを抱かせました。
家を見学する私達には、営業マンがぴったりくっつき
私達が発するひと言ひと言に、いちいち愛想のよい返事をしてくれました。
ある家を見学していたときに
階段脇に謎のスペースを見つけました。
すかさず夫が「これは何?」と営業マンにたずねました。
すると「開放感を出すための工夫です。」と営業マン。
その謎のスペース、
そこまで開放感を出していると思えなかった夫は、(実は私も同じことを思った)
「無くてもいいかも…」
とポロッと言ってしまったんです。(私なら言わないわ…)
すると営業マンは苦笑いして言いました。
「ぜいたくは……、無駄なものです。」
(はっ。たしかに。)
営業マンは続けて
「無駄をはぶいた家を建てたら、寮やアパートのような家になります。」と言いました。
この言葉に当時の夫も私も衝撃を受けました。
当時、アパートに住んでいた私たち。
安くもないお金をつぎこんでこれからわざわざ家を建てるのです。
目的は、解放感とか自由や余裕を味わいたいからだったはず。
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