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渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン
第4675号 令和5年7月3日(月)発行
発行部数 11,451 部
【再録】「天」とは、人の力の及ばぬところ
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【再録】「天」とは、人の力の及ばぬところ
吉田松陰の『講孟箚記』を読んでいますが、
ここに出てくる孟子の話として、
「しようと思わないのに自然とそうなるもの、
それが天である」
として、「天」とは何かについて論じています。
「天」とは、人の力の及ばぬところを指していったものであり、
身は天子であっても
その子の賢と賢でないとの差があったので、
ある天子の子には人々が心を寄せませんでしたが、
別の天子の子には人々が心を寄せ、
その結果、父の後をついで天子となることになった云云。
これは天に外ならない、
というのは、みなこの意味の天であって、
人の寿命の長短、智の有る無しから始めて
あらゆる損得・幸不幸に至るまで、
すべて人の力ではどうにもならないことが、
みなこの「天」であるとのことでした。
努力で人々が心を寄せるようになるものがあるのか、
生まれもって人々が心を寄せるようになるものか、
それぞれちがうかと思いますが、
いずれにしても重要な説であると感じます。
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