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辺 真一メールマガジン
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2023.07.05 Vol.338
[毎月5,15,25日発行+号外あり]
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北朝鮮の食糧危機は今に始まったことではない。北朝鮮当局自身も食料事情が芳しくないことを認め、これまで再三にわたって国連の人道機関をはじめ国際社会に支援を訴えてきた経緯がある。では、現在はどこまで事態が深刻なのか?
北朝鮮は2021年に開いた第8回労働党大会で人民の衣食住問題を解決する5か年経済計画を打ち出し、昨年12月に開催した党中央委員第8期第6回総会では具体的に人民経済発展のための12の主要課題を掲げ、その目標の1番目に農業問題、即ち食べる問題を上げていた。
そして、先月(6月16~18日)には上半期の経済計画の遂行状況を総括するため開催された党中央委員会第8期第8回総会で北朝鮮は「人民経済の重要目標の第一の目標、支配的目標である穀物生産目標の達成のための闘いで社会主義田野が沸き立った」と、実に漠然とした総括を行っていた。
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