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/ 2023年7月7日発行 /Vol.570(2/2)
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「人生に座右の銘はいらない」
読者からの相談や質問に松尾スズキが独自の視点でお答えします!
Q.コロナも世間的にはすっかり落ち着いて、仕事の方もリモートの割合が減ってずいぶんともとに戻った感じがあります。ただ、私自身は外食する機会もすっかり減ったままで、それはそれで平気なのですが、逆にアラフィフの独身なのに一人に慣れ過ぎていることが怖くもあります。ウーバーもあるし動画系のサブスクもあるし、休日は気づけばずっと一人で、月曜日まで誰とも話していないこともあります……。私は、このままで大丈夫でしょうか?(48歳、女性、団体職員)
A.女と別れて間もない頃、寂しさのあまりTwitterで「今日も一日誰とも話してない」と呟いたところ、「そんなの毎日だ」といったようなリプが数件来ました。静寂の中で暮らす人間はいくらでもいる、と、勇気をもらったものです。
あなたの孤独に対する強度を知らぬままに大したことも言えませんが、不自由を感じてない状態であれば、それでかまわないのでは。
たぶん、仕事で事足りている部分が大きいのではないでしょうか。
わたしの場合、他人が苦手なくせに寂しがりやという、やっかいな性格なので、ちょこちょこ街に繰り出したり、どうしても暇だと感じるときはジムに行ってます。ランニングマシーンやサウナで汗を流している時間は、暇だと感じる以上に大変で、だらけてるなという感覚を麻痺させてくれるものです。
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