今日、KBS京都のラジオ収録があったのですが、そこで取り上げたテーマの一つが、「なぜ自民党がLGBT法案を成立させたのか?」という問題。今、日本の常識では、民主・共産系が「リベラル左派」で、自民が「保守・右派」という事になっていますから、LGBT法案の様なリベラルな法律を通す意味が分からない…という向きが少なからずあります。
が、そんな事はありません。そもそも自民党とは、「自由」民主党、英語で言うなら「リベラル」デモクラティック党(Liberal Democratic党)なのですから、保守と正反対の「リベラル左派」の政党なのです。だから、リベラルな法案であるLGBT法案を通すのは、半ば当たり前なのです。
もちろん、自由「民主」党であり、国民の中には、LGBT法案に違和感を感ずる人もいるので、その限りにおいて幾分「保守」的な側面もあるのですが、今やもう、国民の中にはリベラルが蔓延りまくってますから、如何に「民主」的要素があるからといって、保守政党とは言えないのです。
ところで、リベラル、というのは、リバティという自由を追い求める、という思想。
で、リバティという自由って何なのかというと、如何なるマイノリティ(少数派)であっても、一切の「差別」があってはならない、その差別から「自由」にならねばならない、という「自由」です。
例えばアメリカでは、黒人の自由(リバティ)が叫ばれ、女性の自由(リバティ)が叫ばれたのであり、今日では、性的マイノリティと言われるLGBTの人々の自由(リバティ)が叫ばれるに至ったのです。
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