【第56号】大川原 明の「アキーラ海外見聞録」7月10日発行!ジョージアの首都トビリシおすすめ名所
旧ソ連構成国の1国で、かつてグルジアと呼ばれていたジョージア。東部にある首都のトビリシは、ムトゥクヴァリ川が作った谷間に市街を形成し、三方を山に囲まれた人口110万人の美しい都市です。5世紀に古代カルトリ王国の王ワフタング1世がここに町を形成して以来、1500年近い歴史があり、市内には温泉や古い教会、要塞など見所が多くあります。今回はトビリシで訪れるべきお薦めの名所をご紹介します。
河岸の崖の上に建つ「メテヒ教会」
トビリシで必ず訪れていただきたい場所は、メテヒ教会です。メテヒ教会は、トビリシのアブラバリ地区、ムトゥクヴァリ川の左岸の崖の上に建つグルジア正教会の教会です。5世紀に創建されましたが、1235年のモンゴル帝国の来襲によって破壊され、1289年にデメトレ2世の命を受け再建されました。
帝政ロシア時代には刑務所として使用され、革命運動で逮捕されたゴーリキーもここに幽閉されました。ジョージアの独立を期に、正教会として本来の役目を取り戻しました。ジョージア正教会の教会らしく外観も内装も簡素ですが、河岸の上に建っているため、荘厳さを感じます。川にかかる橋の上や対岸からも眺めてみるとよいでしょう。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)