第404号／事業再生ツールの「使う手順」

吉田猫次郎メールマガジン （「まぐまぐ」有料版0001370151） 『倒産危機は自力で乗り越えられる！』 ［第404号］　2023年7月10日配信　（毎月10日、20日、30日定期発行） ［登録料金］　528円／月（消費税10％込み）　（＝1配信あたり税抜き160円） ============================================================= ［もくじ］ ・事業再生ツールの「手順」 ・雑記 ------------------------------------------------------------- 事業再生ツールの「手順」 １．大きな括り 中小企業の事業再生にはさまざまな手法があります。 軽い順にいうと、リストラ、リスケジュール、代位弁済や債権譲渡を活用した 債務軽減、協議会など公的支援機関を活用した私的整理、DDS、 担保処分（任意売却）による債務軽減、特定調停、事業譲渡、会社分割、 民事再生、破産などなど・・・。 これらを大きな括りでとらえると、以下のようになります。 （症状の軽い順に） ［リストラ型〕 　　事業リストラ、業務リストラ、財務リストラを、くまなく実行する。 　　　（例：カルロス・ゴーン率いる日産自動車のリバイバルプラン） 　　債権放棄や返済猶予などは一切求めず、自社の経営合理化により再建する。 ［リスケジュール型〕 　　金融機関返済猶予、買掛先への支払猶予のお願い、約束手形のジャンプ等