とうとうアメリカ国内の長期金利が上昇を開始しました!!!!
7月6日には4.00%台に乗せてきました。
内外の株式市場はゆっくりと調整局面入りへ。
さて、FRBを筆頭に、各国の中央銀行たちはインフレ退治のため
の金融引き締めにびしばし乗り出しましたが、このインフレ退治、
「遅きに逸した」きらい(=傾向)があります。
こうなったら、「魔法のビン」から一旦飛び出してしまった「イン
フレという名の魔物」は、そう簡単には「元の魔法のビン」の中に
は戻ってはくれないです。
もちろん、人々が「深刻な景気後退」にしばらく甘んじる覚悟さえ
あるならば、インフレ退治は可能でしょう。その覚悟さえあれば、
FRBが掲げる2%インフレ目標も達成可能です。
しかしながら、人々にはその覚悟はありません。
折りしも、アメリカではアメリカ財務省が主導して「中間層の復
活」を目指して「大きな政府を掲げるデノミックス」が始まってい
ます。「バイデノミックス」では間断なく財政刺激策が発動され続
けて、インフレと金利を押し上げてゆきます。
投資家にとっては「受難の季節」の始まりです。
今後30年間~40年間、先進各国の経済は「高めのインフレ&
高めの金利」時代を迎えることでしょう。
こういった「高めのインフレ&高めの金利」時代では、株式市場の
年間平均上昇率は低下することでしょう。
過去30年間(1991年~2021年)は物価と金利が徐々に
低下してゆく時代でした。この時代は、アメリカ株式市場にとっ
ては「素晴らしい時代」でした。この期間のアメリカ株の年間上昇
率は名目で平均するとおよそ8%、実質でも6%もの高さでした。
しかしながら、アメリカ株式市場の「素晴らしい時代」は終わった
のです。
今後30年間(2022年~2052年)は物価と金利が徐々に
上昇してゆく時代に入るので、アメリカ株式市場の投資家にとっ
ては「受難の時代」になります。アメリカ株式市場の年間上昇率は
名目で平均するとおよそ5%、実質で2%へと低下することでし
ょう。(おそらく)(ざっくり)
アメリカ株式市場からは当面たいしたパフィーマンスが得られそ
うもないので、プロのファンドマネージャー達はヨーロッパ株式
市場や日本株式市場、新興国株式市場に目を向けているのです。
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