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認知症基本法の特徴と新薬レカネマブ

メンタルヘルス・精神医学から時流を読む
 6月14日に認知症基本法(共生社会の実現を推進するための認知症基本法)が、参議院本会議において全会一致で可決・成立した。2019年にも提出されたが、与党だけからの提出でもあり、コロナ禍もあって審議が行き届かず、廃案になった経緯がある。  認知症基本法ができたからといって、認知症への対応が劇的に変わるわけではない。この法律の主眼は、「当事者参加」である。当事者参加という基軸のもとに、「国民の理解の増進」「バリアフリー化の推進」「認知症の予防」などを、基本的施策と進めていくことを定めた法律である。

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  • 精神科医の西多昌規(にしだ まさき)です。メディアなどで話題となっている、あるいは世間の関心を集めている事件や出来事を、精神医学やメンタルヘルスから読み解き、独自の視点をもとに考察していきます。医療・健康問題だけでなく、政治経済や社会文化、芸能スポーツなども、取り上げていきます。*個人的な診察希望や医療相談は、受け付けておりません。
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