メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

つくづく無茶苦茶なマーケットだな、とは思うけど、想定内(笑)

角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 2023/07/13
    • シェアする
つくづく無茶苦茶なマーケットだな、とは思うけど、想定内(笑) おはようございます デブの角野、相変わらず体重は1ミリも減らない。しかし、周囲は驚異的に痩せた、と言います。その心は? とか川柳のようになっていますが、体脂肪率がピークから10%以上減少。だから外からみると、本当にスリムになっているのですが、体重は1ミリも減っていない状態(笑)。ま、アメリカ経済ではないけど、毎年、私、夏は痩せて、冬の前にかけて太る、というくまのぷーさんみたいな状態になるのが常(笑)。「かわいいだろ」と問うと、50過ぎのじじぃが何言ってやがる、と水に落ちた犬を叩きまくる、周囲(笑)。喜ぶドMの構図(笑)。きょうも楽しい・・・。ホント、つくづく変態だと思う・・・。 ■円相場について この1週間で円インデックスは3.77%の上昇、ドル円は4.30%の上昇、ドルインデックスは2.44%の下落、ユーロドル2.34%上昇、ポンドドル2.30%上昇。1週間の数字で、通常は月間などでもこれだけ動けば、動いた方です。 みなさんに考えてほしいのですが、この1週間で短期的に日本円が3-4%も上昇するような材料があったのか? アメリカでドルが2.44%も下落する事件があったのか、ということです。北朝鮮のミサイル? アメリカのCPI? それほど衝撃的な事件とは思いません。個人的には。何も特段、材料もないのに、大きな幅な騰落があるわけです。 こういう場合は、たいていの場合、需給や内部要因で動いているのですが、需給などは明確なことはわからないので、内部要因なんだろうね、ということが想像つきます。為替の難しいところはドル円であれば計算式でドル÷円というように二国間の差ではなく割り算をして正しい数値が導かれることで、株式などは単体を計算すればいいのですが、為替は二国間の割り算を含むので、なんとなく数字をみた瞬間にその答えが想像できないことが非常に多い訳です。そういった意味では難しい訳です。 今回の場合、私は内部要因で、主に二国間金利差を信奉する連中が日米の金利差が拡大することをみな見込んで、円安ポジを大衆投機家がみな組んだわけです。それに代表されるのが、長嶋一茂がテレビ番組で今後は円安になると、思う、なんて言っているわけですから、ある程度、この結末は見えていたわけです。このことはだいぶ前にご紹介しました。 要は一般投資家というのは、一方向性にポジションを仕込むとその修正というのは効かないので延々とお金をつぎ込む習性があり、最初は言うことをマーケットが聞き、反転したら言葉は悪いのですが「ケツの毛までむしり取られる」という状態まで持っていかれる訳です。私からみれば、今の状態がまさにそれで、月初からもう5%近く円高になっている状態では、先月は円安介入とさわいでいたのが、今度は円高介入と騒がなければいけない状態なのに、今回の円高では財務省は何も言わない、という状態です。どうなってんだ、これ? と思います。 私は割り切るのは早いので、円高になっちまったのは仕方がない、と考える方なので、では、どこまで円高に行くのか、と問われると、これまた内部要因主導だと、テクニカルもクソも何も役に立たない状態で、頼りになるのはここ数日、毎日言っているように出来高だけです。しかも、出来高など公式な発表はない訳ですから、テッィクの出来高で推定する他ないわけです。どのくらいの量を買ったのかもわかりませんので、推測するほかないのですが、6月と比較すれば明かに出来高が少ないので、あらら、みな円安で頑張っているのね、と推測するほかないのです。 推測に推測を重ねていけば、どこかに理屈に合わないことが出てきて、その推測の結果は、どこかで必ず「でたらめ」になるので、こういうマーケットというのは本当にわかりません。 参考までに内部要因主導だと、テクニカルは役に立ちません。こういうマーケットは、円高で仕込んでいる投機筋は、テクニカルが買いになるところを狙って玉を仕込みますので、テクニカルが買いになったところが絶好の売り場になるだけの話です。単に、板が買い板が厚くなるので、その板をめがけて投機筋が売っているだけの話だとは思いますけど(笑)。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 株やFXをトレードするときほとんどの人が感覚や本能でトレードをしています。 その感覚や本能は素晴らしいものですが、どの世界でも本当に成功するのはそれを科学的、ロジカルに説明することができるものです このメルマガを読むことによって株式やFXに科学的な視点を加えることを目的にできればと思います
  • 990円 / 月(税込)
  • 毎週 月・火・水・木・金曜日(祝祭日・年末年始を除く)