『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!
VOL.425/ 抑うつ状態に効く温泉とは? 個人的な意見
2023年7月13日発行
今週の目次
1.コラム~うつうつ湯避行 = 『うつ病』という病名は無くなればいい
2.今週の“一湯”両断!= 抑うつ状態に効く温泉とは? 個人的な意見
3.不定期連載 旅の思い出ぽろぽろと…… = 山の一軒宿の温泉へ歩く旅
4. 読者からのお便りコーナー = 番外編:民宿情報教えてください!
5.ただいま仕事中!&発刊済みのお仕事一覧
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1. コラム〜うつうつ湯避行 #425
「『うつ病』という病名は無くなればいい」
今週は月曜日と木曜日の早朝温泉清掃のバイトを、蜂窩織炎のためにお休みさせていただいた。
おかげさまで順調に回復し、触らない限りは痛みがないという状態までになっている。
前回の入院の時のように、重篤化しなくてよかったとしみじみ思う。
今の所の予定では、来週月曜日と木曜日にバイトに入って、それで退職、ということになっている。
遅刻しないように頑張りたい。
足の痛みがなくなってくると、代わりに増悪してきたのが、うつである。
もう18年も投薬治療を続けているのだが、ここまで酷いのは過去にあまり記憶がない。
どうしてこんなになっちゃったのか不明である。
この病の切ないところは、経験のない人にどんな症状なのか説明が難しいことである。
「うつ病って、ゆううつ感のひどいやつなんでしょう?」などと言われることも非常に多いのだが、そんなに簡単なものではない。
僕の主治医なんかは、そのような心無い言葉が生まれないように、「うつ病」という病名はなくなった方がいいと思っている、と語っていた。
ではどんな病名になるのかなぁ。「脳内セロトニン異常症」とかってなるのだろうか。
いずれにしても、気分の問題だけではなくて、脳みその中で明確な異常が起こっていてこのような状態になるのである。
ゆううつ感はもちろんあるんだが、他にも頭痛やめまい、記憶力の低下、耳閉塞感、意欲の消失、注意力散漫などなど、さまざまな症状がある。
僕の場合は、少しであれば書き物はできるというのが珍しいタイプだろう。
こうして原稿を書いているわけだから、少なくともそれはできるということ。
このような形で病と向き合って、苦しい苦しい、と外に吐き出さないと、頭がおかしくなってしまいそうだから、本能的にものを書いているようでもある。
一番おすすめなのは、十分な休養だと言われているのだが、僕なんぞは裁判以外に仕事がないので、毎日休養ばかりである。
飯の支度などの主夫の仕事はもちろんあるが、仕事のうちには入るまい。
なのに一向によくならない。
先一昨日、久々に浴槽に湯を張って入浴したら劇的に抑うつ状態が改善した、という経験をした。
そこで風呂の湯を落として浴槽を洗って、湯を溜めて、入浴をしよう、とは思うのだけれども、そもそもその作業が面倒くさくてできない。
これは昨日から考え続けているのに、できずじまいに終わっている。
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