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◇◆GELマガ Vol.621◆◇
〜エル・ゴラッソ鹿島担当・田中滋のメールマガジン〜
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1.強度の高いチームに対してどう挑む
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/【プレビュー】明治安田J1第19節 鹿島対京都
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G大阪に完敗した次の試合だ。前節を払拭する、結果と内容が伴った試合ができ
れば理想と言えるだろう。
京都はG大阪と同じ[4−3−3]を基本とする。やりたいことは前節の対戦相手と
同様に、ボールを保持して戦うことなのだろうが、彼らはまだその域に達して
いない。いわば鹿島と同じ道の途上にあるチームと言えるだろう。
その傾向は、前節の試合を見れば明らかだ。シーズン途中で5バックに変わって
いる横浜FCと対戦した彼らは、相手に退場者が出て一人多い状況にも関わらず、
効果的な攻撃で相手ゴールに迫ることができなかった。終盤、セットプレーな
どで高さとパワーを生かし逆転に成功したが、強引に奪ったゴールは京都らし
いといえばらしいのだが、彼らが目指しているの姿はもっと違うもの。私たち
と同じように、その難しさに直面しているチームの一つだ。
そうした相手に、岩政アントラーズがどう挑むのかは注目だ。
岩政大樹監督は先のG大阪戦について「サッカーにはいろんな捉え方があって、
サッカー的な観点と、メンタリティ的な捉え方がある」と切り出し、12試合負
けなしの成功体験がどうしてもゴール前の守備に意識を傾けさせた面があった
ことを認めていた。だからと言って、自慢の守備も何度も崩されたのは、ゴー
ル前の守備に問題があったわけではない。
「勝っているうちに修正しなければというところで、取り組んでいましたけれ
ど、勝っているうちに選手のマインドを“後ろで守るよりも前で”、とはいか
ない。その辺はいいバランスを見つけながらやらなければいけないわけですけ
ども、そのバランスの見つけ方は具体的にどういうことなのかを共有して、ト
レーニングしています」
この辺は結果が出ないうちに言っても「いやいや、それでも勝ってないじゃん」
と言われて終わる仕事だとつくづく感じていますので、結果が出た後に振り返
りたいと思います。そう言って、京都戦にむけた具体的な修正内容についてあ
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