第１章　中学入試レベルの問題にチャレンジしよう　その３６４

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 算数得意化プロジェクト 　　　　　　～　算数得意化への道　～ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ －その364－2023/07/15発行◆ 「問題をよく読むこと」 　テストはその目的によって目標の平均点が設定されます。 例えば、漢字を１０個覚えるように宿題を出した後の漢字テストとか、 かけ算の筆算を教えた後のかけ算の計算テストとか、そんなテストで あれば平均点が満点になっても何の問題もありません。 　５年生くらいで、これまでの算数の学習項目がちゃんと理解できて いるかどうかを判断するようなテストを行う場合、テストを受験する 生徒みんなが過去に学習した範囲を十分理解できているのであれば、 平均点が８０点とか９０点になることもあり得ます。 　ただおそらく私たちが日頃接している生徒たちの学習の完成度を見 る限り、もし平均点が８０点になるようであれば、そのテスト大丈夫 かなって思ってしまいます。 　おそらく保護者の方々の多くも同じように感じているのではないで しょうか。 　現在の小学生の学習の完成度を見る限り、平均点が５０～６０点く らいになるテストでなければ、正確な理解度は測定できないように思 います。 　そういった意味では四谷大塚の全国統一小学生テストのようなレベ ルのテストが、ちょうどいい難易度だと思います。 　ただこのテストは普通の小学生が受験した場合、初回から実力を出